損保ジャパンと日本興亜の統合計画(続き)

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昨日(3/13)に経営統合に向けた基本合意が公表されました。

「両社の存続を前提」「両社対等の精神」という言葉が並び、
「共同CEO体制」「社内取締役は両社同数」などがうたわれています。
統合比率が決まっていないので何とも言えませんが、
大手と準大手の経営統合とは思えない書きぶりでした。

今回の件に関して、いくつかコメントが載りましたのでご紹介します。

日経(13日)では、3メガ損保を比べた記事のなかで、
なぜか三井住友海上についてのコメントが取り上げられました。
「有力企業の取引が多いのが特長」というものです。

もちろん、他にも「東京海上は(他の損保に比べ)生保事業が強い」
とか、「損J&NKは地銀に親密先が多い」とか話しており、
記事にも反映されているようです。

読売では、合併ではなく持株会社の傘下で2社が併存する
今回の統合スキームについてのコメントです。
「現体制を維持したままの統合では、合併に比べコスト削減にも制約がある」
どのような取り組みが行われるのか注目したいです。

朝日はネット版だけコメントが載ったようです。
業界再編が消費者に与える影響について、一般論として、
「寡占が進むと、消費者の選択肢が狭まるという弊害もある」
とコメントしています。

※写真は日産スタジアムです。「ちびっこ駅伝」の応援に行きました。

 

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損保ジャパンと日本興亜の統合計画

けさ(3/12)の日経とNHKに続き、各紙も夕刊で報道していますね。

先にご紹介した週刊ダイヤモンドのなかで、
損保ジャパンの佐藤正敏社長は次のように語っていました。

「三社統合という判断はよい考えだと思う。
 私自身、規模が大きくなることはまったく否定していない」
「まずは品質の向上が大事だ。そのうえで相手企業と大義が合えば、
 経営統合も検討する」

経営統合にかなり前向きなコメントですよね。
ただ、仮に統合が実現するとなると、注目は統合比率です。

それにしても、メガバンク3つにメガ損保3つ。
消費者にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

 

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週刊ダイヤモンドの保険特集

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今週(3/14日号)の週刊ダイヤモンドは保険特集ですね。
全部で50ページもある力作です。

今回は興味深い企画が多かったように思います。

まず、「契約前の約款開示を覆面調査」というのがありました。
今でも約款は簡単に入手できないものなのですね。
「お客は契約書を読まないで契約する」とは本当に変な話です。

次に目を引いたのは、「代理店の手数料を初公開!」です。
キャンペーン期間中のインセンティブやランクごとの手数料率、
保険種類ごとの手数料体系など、興味深いデータが出ています
(L字型の初年度部分だけのようです)。

定期保険の付加保険料比較もあります。
「ライフネット効果」とでも言うべきでしょうか。
ちなみに比較表にはプルデンシャルグループ2社と
アクサ生命が載っていないのですが、どうしてなのでしょうね。

ご参考ですが、保険会社の経営分析のコーナーに
私のコメントが載っています。
朝日生命について、「収益力が低いため内部留保が少ないが、
その割に株式の保有比率が高い」というものです。

数ページ後のトップインタビューでも、
「あまり内部留保を積むことができないまま、今回の金融危機に見舞われた」
と朝日生命の佐藤美樹社長がコメントしています。
「株価の下振れについてはヘッジをした」とのことです。

 

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「行列のできる保険代理店の作り方」

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京都で保険代理店を経営している加藤さんの著書です。
私は代理店経営者ではありませんが、とても面白かったです。
キーワードは「集客力」。

読んでみて、生保の営業職員チャネルの話を思い出しました。
日本の生保は営業職員の数を増やそうとするだけで、
どうやって保険を売るかという科学的な取り組みを怠ってきたというもの。
生保も損保も同じなんだなあと思いました。
保険会社には保険営業のノウハウはないのですね。

それにしても、ここまで「秘訣」を提供していいのかなあ
なんて余計なことも考えてしまいました^^

 

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損保大手、「直販」で攻勢

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3/5(木)日経にコメントが出ました。
「直販保険」市場が急拡大しているという記事の中で、
「数年後には同比率が二ケタ台に乗るだろう」というものです。

同比率とは、個人向け自動車保険に占める直販比率で、
08年度に8%を超える見通しとのこと。

記事では、大手参入や景気悪化に伴う消費者の節約志向
が挙げられていますが、加えて不払い問題などの影響で、
商品のシンプル化が進んでいくことも通販には追い風でしょう。

ただ、通販会社といっても経営戦略はかなり異なるようですね。
ダイレクトマーケティングの自動車保険で伸びている会社は
ごく一部なのではないでしょうか。

 

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AIGへの追加支援

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この件で数社から取材を受けました。
このうち表に出たのは次の二つです。

3日の産経新聞にアリコの売却について、
「じっくりと交渉することになるのでは」との見方が多い
というコメントが出ました。

投げ売りするよりいいという米政府の判断ですが、
会社価値をどう維持するかが課題となります。

もう一つはテレビです。
夜11時からのテレビ東京・ワールドビジネスサテライトで
アリコの契約者がどうなるかについてのコメントをしました。

記憶が定かではありませんが、
「破綻ではないので保険金が削減されたりはしない」
「政府がずっと経営するのではなく、将来は株主が変わる」
などとコメントしたように思います。

NY連銀からの借入をアリコとAIAの優先株で返済する
というスキームには驚きですが、同時に今回の支援策では、
損保事業についても手をつけることになりました。

契約者にとって破綻リスクは小さくなりましたが、
グループは解体に向かっていると言えそうです。

※写真は鶴見川河口近くの「貝殻浜」です。

 

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週末の日経新聞にびっくり

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この週末だけなのかどうかわかりませんが、
びっくりしたことが二つ。

まず、土曜日の夕刊が8ページしかなかった。
大きな紙が2枚だけです。これにはびっくり。
広告が集まらないということなんでしょうか。

日曜日の朝刊にも驚きました。
求人広告(=中途採用)が極端に少ないのです。
ご存じの通り、いつもなら1、2ページあって、
私は景気のバロメーターとしても使ってきました。
ところが、今日は独立した紙面ではなく、
俳句欄やスポーツ面の下にちょっとだけ。

それぞれ特別な事情があるのかもしれませんが、
10年前の不況時には見られなかった現象です。

 

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日米欧保険会社の決算

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日米欧の保険会社の決算が概ね出揃いました(日本は4-12月期)。
米国ではハートフォードとプルデンシャルが2四半期連続で赤字、
メットライフやアフラックは黒字ですが、多額の含み損を抱えています。
欧州勢も、アクサは下半期が赤字。アリアンツやINGは通期で赤字でした。

10年前の日本の「生保危機」は国内生保の一人負けだったため、
外資系や損保系には追い風でした。
今回は欧米勢の厳しさが目立つので、外資系には逆風となっています。

経営悪化の中身は日本勢と欧米勢ではかなり違うようです。
日本勢では保有株式の価格が下落した影響が大きいのに対し、
欧米勢では不動産関連投融資の悪化や企業等の信用スプレッド拡大、
あるいは変額年金事業(主に米国)の赤字が業績を圧迫しています。

確かに、高格付け債券の価格がここまで下がってしまうとは、
おそらく誰も想像できなかったでしょう。
他方、日本勢の株式保有リスクはある意味わかっていた話なので、
非常に残念です。

あとはAIGの決算ですね。
政府の対応を含め、来週の発表(たぶん)に注目です。

 

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損保総研でスピーチします

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3/5(木)18:00から損保総研でスピーチします。
タイトルは「金融危機と今後の保険業界」です。

損害保険特別講座へのリンク

参考テキストとして拙著「経営なき破綻」があがっていますが、
話の中心は先に発表された12月決算を踏まえた経営分析です。
生保だけではなく、損保の決算分析も予定しています。

しかし、ここまで株価が下がると、12月の水準が高く見えてしまいますね。

 

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期末テスト

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息子(中2)のテスト勉強に付き合いました。
課目は保健体育です。

今回のテスト範囲に「傷害の現状と原因」というのがありました。
「傷害は人的要因と環境要因がかかわり合って起こります」
「人的要因の対策は、①危険への知識、②状況の判断です」
「環境要因の対策は、危険な物や場所の点検・整備・改善です」
などと教科書に書いてあります。

これって、大学の保険論で学ぶ「リスクマネジメント」ですよね。
大学では「リスクの認識、回避、軽減、移転」などと
もう少し体系的に話をしますが、中学の保健体育でも
似たようなことを勉強するのですね。
さすがに保険は出てきませんでしたが…

 

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