16. その他

『Z世代化する社会』

先週から今週にかけてヨーロッパにおりまして、現在(9/1)はスイスにいます。週末を利用してルツェルンに行ってきました。
それにしても、スイスフランがこんなに高くなっているとは。1スイスフランは100円くらいと思っていたら、まさかの170円。ビール1杯で6フラン(約1000円)もするのは日本からの旅行者には厳しいです。

ということで、今回は週刊金融財政事情(2024年9月3日号)に載った書評「一人一冊」をブログでご紹介します。舟津昌平さんの『Z世代化する社会』を取り上げました。

私たちが生きている世界の一端を知るために

評者はかつて韓国ドラマ『冬のソナタ』にはまっていた。毎回の放送を楽しみにしていたところ、たまたま最終話に関する某評論家の「ネタバレ」コメント(主人公に関する重要な設定だった)を視聴直前に目にしてしまい、ひどく後悔したことがある。このトラウマがあるためか、書評では著作の内容にどこまで触れていいか、悩むことが多い。とはいえ、本書を紹介するのであれば、この「例え話」を引用するのが最も効果的だろう。

ある村で、若者だけに感染する病が発見された。若者が次々と病気にかかっていく。それを見て、お偉いさんや親族は「これだから若者は」「生活がたるんでいるのでは」「昔はこんなことなかった」などと若者を責め、病の原因を若者の資質に求める。ところが、この病気は「若者であるほど早く感染する」だけで、実はすべての年齢層に感染するものだった。かくして村は老若男女を問わず、この病気に侵されていくのだった──。

本書は「Z世代」と呼ばれる若者たちの中でも、著者に身近な大学生(著者の舟津氏は1989年生まれの経営学者)を中心に観察することで、われわれが生きる社会を読み取ろうとしている。
野村総合研究所によると、Z世代とは90年代中盤から2010年代序盤生まれで、それ以降はα(アルファ)世代と呼ぶらしい。Zとαの違いは正直よく分からないが、いずれもスマートフォンの普及と関係があるのだろう。10年代前半にスマホが普及した際、今の大学生は10歳前後だったので、早い人は小学生の時からスマホに接している。そしてα世代では生まれた時からスマホがあった。

著者の丹念な取材によってZ世代の実態がよく分かる。彼らは、バーチャルとリアルの混然一体とした世界の中で、監視し合い、最適化を目指し、ビジネスのターゲットとして飲み込まれている。パーソナルレコメンデーション(ネット企業などが過去の視聴履歴などを踏まえ個々の嗜好(しこう)に合った提案をすること)の進化も彼らに影響を及ぼしている。友人同士でも、互いに誰が何を見ているのかは分からない。さらに、若者の支持を集めるインフルエンサーの影響力が強まっている。インフルエンサーは集客のために世界を「推し」と「アンチ」に分類し、その単純で安易な世界観が、若者に着々と浸透しつつあるという。

若者の方が影響を受けやすいというだけで、社会のZ世代化は着実に進んでいる。

 

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九州つながり

九州は日本で3番目に大きな島とはいえ、それほど広いイメージはありませんよね。私も福岡に来るまではそう思っていました。
確かに新幹線を使えば、1か所を除き、どの県庁所在地にも2時間以内で着くことができます。

博多⇒佐賀:約40分
博多⇒長崎:約1時間30分
博多⇒熊本:約30分
博多⇒大分:約1時間40分
博多⇒鹿児島:約1時間20分

ところが1か所だけ、九州の広さを感じさせるところがありまして、それは宮崎です。
博多から宮崎までは、最速でも3時間20分(新幹線&高速バス)かかります。ちなみに、日本一長い距離を走る特急(夜行を除く)は、博多と宮崎空港を結ぶ「にちりんシーガイア」で、413kmを5時間以上かけて走るそうです。こんど乗ってみようかな。

先週、地震の数日前に宮崎に行く機会がありまして、飛行機で行きました。福岡-宮崎便は1日10往復以上あって、わずか45分で着いてしまいます(空港の混雑で実際には1時間以上かかりましたが)。私が乗ったANA便はプロペラ機でした。

このように福岡からの時間距離が遠い宮崎ですが、直近の国政調査(2020年)で宮崎県の転入元・転出先を調べてみると、福岡とのつながりは強く、特に若い人が福岡に転出していると思われます。

<転入元>
鹿児島県:8,759人
福岡県 :8,364人
東京都 :4,541人

<転出先>
福岡県 :14,696人
鹿児島県:8,134人
東京都 :7,226人

<転入・転出超過数>
福岡県 :6,332人
東京都 :2,685人
神奈川県:1,133人

ちなみに『福岡大学学園通信』第73号(2022年4月)の「全国から集まる福大生」によると、宮崎県出身の福大生は九州のなかでは最も少なかったとはいえ、多くの出身者がいます。
時間距離は遠くても、同じ九州という意識が強いのかもしれませんね。

 

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いまどきの野球観戦

久しぶりにプロ野球観戦を楽しみました。福岡ドーム(みずほPayPayドーム)での観戦は初めてです。
福岡ソフトバンクは屈指の人気球団で、入場者数は阪神、読売に次ぐ第3位。当日も大勢の観客でにぎわってました。なかでも女性が多くて驚きました。年齢層も幅広かったですね。

目の前では真剣勝負が繰り広げられていて、チャンスにタイムリーヒットが出ると観客席が盛り上がるのですが、みんなが自分の席に張り付き、観戦に熱中しているかといえば、熱心な応援団が陣取る外野席の一部を除き、意外にそうでもなかったりします。
斜め前に座っていた家族?は、しばらく席を離れていたので帰ったのかと思ったら、終盤になってひょっこり現れたり、隣りのカップルは球場グルメが目的だったのか、席とお店(たぶん)を行ったり来たり。福岡ドームは選手とコラボしたメニューがたくさんあって、確かにこれは楽しそうです。
もちろん、ビールの売り子さんも健在です。ただ、どちらかといえばビール以外の飲み物やアイスクリームのほうが目立っていました。「オヤジがビール片手に観戦」というのは少数派だったかもしれません。

試合の合間にはイニングごとにイベントがあって、こちらもショーのようでした。風船を飛ばす(7回裏)だけではなく、ダンスがあったり、ペンライトを使ったりと大忙し。スポンサーによるイベントも多く、おそらく球団にとって大きな収益源となっているのでしょう。
この日はホークスが勝ったので、最後はヒーローインタビューの後に「勝利の花火」もありました。

いまどきの野球観戦はスポーツ観戦というよりも、いわばエンターテイメントなのですね。

 

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裁判官の独立性

4月からNHKの朝ドラ(朝トラ?)を楽しく観ています。
今週(4/29-5/3)は、その前の週の楽しそうなキャンパスライフから一転し、主人公の父が大物政治家による陰謀(共亜事件)に巻き込まれてしまい、主人公たちが恩師とともに裁判で闘うという話でした。

(以下、ネタバレあり)
この事件は実際に1934年に起きた「帝人事件」をモデルにしています。帝国人造絹糸株式会社の株式売買をめぐる汚職疑惑で大蔵省の高官や帝人の社長、台湾銀行の頭取などが次々に逮捕・起訴され、内閣総辞職にまで発展しました。保険関係では富国徴兵保険の支配人だった小林中さんも検挙されています。
しかし、裁判で検察による過酷な取り調べと自白の強要が明らかになり、起訴された被告16名は全員無罪となりました。判決で裁判官は「検事の主張の虚構なること、水中の月影を掬するがごとし」と検察を強く批判しました(ドラマにも同じセリフが出てきましたね)。
大日本帝国憲法のもとでも司法権は行政権から独立していて、帝人事件では裁判所が機能したと言えそうです。

ただし、調べてみると、当時の裁判官は司法大臣(現在の法務大臣)の監督下にあって、司法大臣が裁判官の人事権を持ち、裁判官も検察官も同じ司法官僚として扱われていたそうです。ですから、ドラマの共亜事件で全員無罪となったのは、桂場さんたち裁判官が政府や検察の圧力に屈することなく、相当がんばった結果だということがわかりました。

ちなみに現在の裁判官(最高裁判所を除く)は、最高裁の指名名簿に基づいて内閣が任命することになっていて、さすがに法務大臣の監督下ではありません。

※写真は裁判所ではなく、横浜・大倉山記念館です。

 

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北イタリアの素敵なカフェ

今回は私が今月訪問した北イタリアの素敵なカフェをいくつか紹介します。

マルケージ1824

ミラノ大聖堂の近くに150年前に作られた豪華なアーケード(ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア)があって、このカフェMarchesi 1824はその中にあります。PRADAグループの経営となったのは10年前のようで、PRADAで買い物をしなくてもカフェだけ利用できます。
写真のように、窓から見えるアーケードの眺めが素敵でした。

カフェ・フローリアン

ヴェネツィアの中心部にあるサンマルコ広場に面する1720年創業のカフェがCaffè Florianです。創業当時から同じ場所で営業するヨーロッパ最古のカフェと言われています。
場所が場所だけに来店する人の多くは観光客だと思いますが、接客はよかったですね。1人客にも親切でしたし、キッシュも美味しかったです。

enoteca do colonne

カフェかどうかは微妙ですが、イタリアのエノテカはワインショップではなく、ワインが楽しめるカフェバーのようなところでした。ヴェネツィアのこのお店は朝から開いていて、カフェとしても使えます(私は軽い夕食に行きました)。
立ち席しかないエノテカも多いなかで、この店は椅子席が充実していて、落ち着いて利用することができました。スタッフも気さくな感じで、居心地がよかったです。

カフェ・ジッリ

フィレンツェの旧市街、共和国広場にあるCaffè Gilliは1733年創業の老舗カフェです。もともとは別の場所にあったそうですが、19世紀になって共和国広場が整備されてから今の場所に移ってきたようです。
テラス席から広場を眺めていると、時間が経つのを忘れます。写真のホットチョコレートは思っていたよりもずっと濃厚だったので、このあと追加でダブルエスプレッソを頼みました。

Caffè del Verone

フィレンツェには孤児養育院という、いわゆる赤ちゃんポストだったところがあって、今はミュージアムになっています(託児施設も併設?)。ここの5階に静かで眺めのいいカフェがありました。養育院の歴史は古く、15世紀までさかのぼるそうです。
カフェだけの利用も可能で、フィレンツェの象徴とも言える大聖堂を眺めながら、まったりと過ごせます。

いかがでしたでしょうか。書いていて、またイタリアに行きたくなりました。

 

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遅延の頻発

2020年4月から福岡と東京・横浜を月に1、2回は往復する生活を送っていますが、このところ飛行機(ANA)の遅延が目立つようになりました。この半年の遅延状況は以下の通りです。

4月20日(木)福岡⇒羽田22:30着=遅れなし
4月23日(日)羽田⇒福岡11:25着=遅れなし
5月11日(木)福岡⇒羽田21:25着予定が53分遅れ
5月14日(日)羽田⇒福岡16:10着予定が61分遅れ
5月25日(木)福岡⇒羽田21:25着予定が23分遅れ
5月28日(日)羽田⇒福岡11:30着=遅れなし
6月 8日(木)福岡⇒羽田21:25着=遅れなし
6月11日(日)羽田⇒福岡11:30着=遅れなし
6月22日(木)福岡⇒羽田21:25着=遅れなし
6月23日(金)羽田⇒福岡16:50着=遅れなし
7月13日(木)福岡⇒羽田21:25着予定が23分遅れ
7月17日(月)羽田⇒福岡11:25着=遅れなし
7月26日(水)福岡⇒羽田11:20着=遅れなし
7月27日(木)羽田⇒福岡16:05着予定が欠航
(天候不良のため羽田に引き返し)
8月12日(土)福岡⇒羽田11:20着=遅れなし
8月23日(水)羽田⇒福岡11:25着予定が17分遅れ
8月25日(金)福岡⇒中部17:20着予定が欠航
(飛行機の手配がつかないため)
9月19日(火)福岡⇒羽田20:15着予定が56分遅れ
9月20日(水)羽田⇒福岡20:50着予定が38分遅れ
10月 5日(木)福岡⇒羽田21:00着予定が27分遅れ

ここで言う「遅延」とは15分を超えて到着が遅れたことを指しています。
遅延の理由は全て「使用機到着遅れのため」でした。特に福岡を夜に出発する羽田便の遅延が目立ちます。
新型コロナ感染症が5月から5類感染症となり、人の移動が活発になったためなのだと思いつつ、羽田-札幌便と並んで旅客数がトップクラスの羽田-福岡便がこの状況というのは、寂しいかぎりです。コロナ前も夜の便はこれほど遅延が頻発していたのでしょうか。
ANAは2022年の定時到着率(国内線&国際線)が2年連続で世界一なのだそうですけどね。

データを探すと、国土交通省が航空輸送サービスに係る情報公開のなかで、航空会社ごとの「定時運航率」データを公表していました。定時運航とは到着ベースではなく、出発予定時間の15分以内に出発できたかどうかで、四半期ごとのデータです(最新は2023年1-3月)。

過去10年の定時運航率データを確認すると、10年前には95%程度だったものが、コロナ直前には90%を下回る水準まで悪化していました。その後コロナ禍で定時運航率が一時的に改善したものの、旅客数の回復とともに再び悪化し、コロナ前の水準に近付いています。ちなみにANAの定時運航率が悪化した時期の輸送人員に大きな変化はありませんでした。

つまり、最近の遅延頻発はコロナ後の旅行客の増加に対応できていないというだけではなく、2010年代後半以降のオペレーションに何か問題があるのかもしれません。
もっとも、JALも同じような傾向なので、航空会社だけの問題ではない可能性もありますね。

 

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出国日本人数の伸び悩み

日本政府観光局の統計によると、インバウンドの回復が鮮明となっています。8月に日本を訪れた外国人旅行者は3か月連続で200万人を超え、コロナ前の2019年8月と比べて86%の水準まで回復しました。
福岡はやはり韓国からの観光客が多いようですね。たまに博多駅や天神の繁華街に行くと、ハングルの会話を耳にすることが本当に多いです。中国語もよく耳にしますが、台湾や香港の皆さんでしょうか。

他方で海外に行く日本人の数は、回復途上にあるとはいえ、2019年の5、6割にとどまっています。年代別データを確認できていないのですが、シニア層が海外旅行に依然として慎重なのと、ビジネス出張がオンラインに置き換わっていることなどが考えられます。

ただ、コロナ禍でオンライン会議などを経験して、改めてリアルの価値を再認識した人も多いのではないでしょうか。もちろん福岡を拠点にしながら東京とつながったり、取材を受けたりと、私はかなり恩恵を受けているのですが、オンラインだとどうしても情報が限られてしまいますし、新たな出会いや発見は難しいように思います。
それに海外に行かなければ円安を実感することも少ないでしょうし、日本の存在感を意識することもないでしょう。海外旅行は日本での暮らしを客観的に見ることのできるいい機会ですので、皆さん、機会を見つけて国の外に出たほうがいいと思いますよ。

※写真は韓国の市場での一コマです。

 

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韓国のカフェ

海外渡航の再開第2弾は韓国でした。出入国時にコロナ関連の手続きが不要となったので、ほぼコロナ前の状態に戻りました。
ただし、再入国の税関手続きにはがっかりしました。紙ではなく電子手続きを選んだところ、羽田空港の端末でスマホのQRコードとパスポートの両方を同時にスキャンしなければならず、さらに顔認証もあります。直前に同じこと(パスポートのスキャンと顔認証)をするので、重複感が強いです。紙なら渡すだけだったのに、かえって面倒になりました。

韓国は2020年1月以来の訪問です。いまさらですが韓国にはカフェが多いですね。スターバックスに代表されるチェーン店は町のあちこちにあります。調べてみると、スタバの数は日本よりも多いそうです(出典はこちら)。参考までに韓国の人口は約5100万人です。
テイクアウト専門の店も町のあちこちで見かけます。おしゃれな(=SNS映えする)カフェもソウルにはたくさんあって、おそらく若い人でにぎわっているのでしょう。かつてはインスタントコーヒーが出てくる喫茶店が普通にありましたが、時代は変わりました。

せっかくなので、今回私が訪問したソウルのカフェ(喫茶店)を2つご紹介します。

THE ROYAL FOOD & DRINK

近年人気エリアとなった解放村(ヘバンチョン)にある絶景カフェです。幸運なことに眺望のいい席を確保できました。
解放村は朝鮮戦争の時に北から避難してきた人々などが山の斜面に住み着いたところで、近くには米軍基地があり、独特な雰囲気を感じました。歴史をさかのぼると米軍基地の場所には日本軍の施設があり、周囲には日本人が多く住んでいたそうです。
カフェからの景色だけではなく、周囲の散策もおすすめです。

伝統茶院(耕仁美術館)

仁寺洞(インサドン)という、やはり人気のエリアにある韓屋カフェ(茶店)で、こちらでは韓国の伝統茶を楽しむことができます。美術館と併設ですが、入場料などはかかりません。
下の写真はなつめ茶(テチュチャ)で、甘くて飲みやすかったです。他にもお馴染みの柚子茶(ユジャチャ)や、赤くてきれいな五味子茶(オミジャチャ)なども飲めたのではないかと思います(ハングル表記だけだったので未確認です)。

 

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台北出張メモ

3年ぶりに海外に出かけました。台北への調査旅行です。
出張の成果はどこかで発表するつもりですので、今回は旅の備忘録として何点か記しておきましょう。

出入国

台湾(桃園空港)では入国も出国も非常にスムーズで、コロナ前とほとんど変わりませんでした。
すでに昨年9月末からビザなしでの入国が再開されていて、今年の3月上旬からは入国時の抗原検査義務もなくなりました。
入国後7日目までは自主防疫期間(健康管理期間)となっていて、症状がなければ公共交通機関を使えますし、外食もできます。

他方で、行きの福岡空港での航空会社チェックインと帰りの入国手続きには、それぞれ1時間以上かかりました。
航空会社チェックインは帰国する台湾人が多く、荷物を預けるのに時間がかかっていたようです。保安検査や出国手続きはすぐに終わりました。

福岡空港での入国手続きは、外国人の入国手続きの列がものすごく長くなり、検疫のエリアを超えて伸びてしまっていたため、すべてが滞っていました。
飛行機が空港に到着しても20分くらい機内待機となり、さらに降りてからも1時間近く並びました。せっかくVisit Japan Webサービスで事前に検疫(ファストトラック)の手続きをしていたのに、そこまでたどり着けないのではファストトラックの意味がありません。

マスク着用

台湾でも一部の場所を除き、マスク着用の義務はなくなっていました
(自主防疫期間の渡航者はマスク着用が必要)。
とはいえ、大半の人が屋外でもマスクを着用していました。台湾は暑いので、マスク着用は不快なはずですが、なかなか元には戻らないようです。日本の現状と似ています。

町の賑わい

前回台北を訪れたのは2019年5月でした。今回もMRT(≒地下鉄)に乗り、オフィス街や繁華街を歩き、レストランや夜市にも足を運びましたが、コロナ禍前と賑わいはほとんど変わらないという印象でした。あえて言えば、日本語を耳にすることが少なかったくらいでしょうか
(日本人旅行者も増えてきているようです)。

参考までに、台北では悠遊カード(Easy Card)を入手し、MRTで移動するのが仕事でも観光でもおすすめです。
日本の交通系カードと同じで、チャージしておけば電車やバスに簡単に乗れるほか、コンビニやスタバなどでも使えます。台北にはセブンイレブンやファミリーマートがあちこちにあって、何かと便利です。
MRTはこの10年間で路線網が一段と充実しました。今は環状線を作っているようです。

物価の動向

海外に久しぶりに行くと、物価高に驚くことが多いですよね。しかし、台湾はこの10年間、あまり物価が上がらなかったので、今回もホテル代を除き、値段が高くてびっくり、ということはありませんでした。
もっとも、2022年以降の消費者物価指数は概ね3%台で推移しています。

台湾でありがたいのは、MRTやタクシーなど交通機関の料金が安いことです。MRTの初乗りは約100円ですし、タクシーもちょっとした移動であれば500円くらいで済みます。
食事代も節約できます。レストランではなく、町の食堂に行けば、500円くらいでいろいろなものが食べられます。夜市の屋台も200円から300円くらいのメニューが多いです。

 

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京都の素敵なカフェ12選

大学講師のため京都に10数回通うことになり、せっかくなので毎週京都の魅力的なカフェでランチをすることにしました。昭和初期にオープンした老舗喫茶店や京都を代表するコーヒーチェーン、レトロな建物を改装したお店など、京都には個性的なカフェがいくつもあり、私が訪れたのはそのごく一部です。
なお、いずれも禁煙または分煙のお店(のはず)です。喫茶店にタバコは付きものとはいえ私には辛いので、全面喫煙可のため行くのをあきらめたお店もいくつかあります。

1.老舗喫茶店
2.リノベーションカフェ
3.町家カフェ

皆さんも京都観光などの際には素敵なカフェで過ごしてみてはいかがでしょうか。

※1月15日に4軒追加し、2月1日にも2軒追加したので「18選」となりました。

 

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