久しぶりに丸善をのぞいたら、「種村直樹の鉄道旅行術」
という雑誌があり、思わず購入してしまいました。
ブログの写真などでお察しの通り、私は鉄道の旅が好きで、
中学生の時から友人と、あるいは一人で出掛けていました。
車窓から景色を眺めたり、知らない町をうろうろしたり、
まあ、鉄分のあまり強くない乗り鉄(?)でしょうか。
そんな私が1980年代に強く影響を受けた作家といえば、
もちろん宮脇俊三さんと種村直樹さんです。
特に種村さんは目線が若年層にも向いていて、
様々な著作で汽車旅の魅力を伝えてくれました。
種村さんの本には「質問があればお問い合わせ下さい」と
住所が掲載されていて、中学生の私が質問の手紙を書いたら、
本当に種村さんから丁寧な回答が送られてきました
(右の写真です)。
どうして質問の手紙を書こうと思ったのか、なぜこの質問なのか、
回答の手紙を読み返しても思い出せないのですが、
種村さんから返事がきた時の感動は忘れられません
(達筆すぎてよく読めなかったという記憶もあります^^)。
それにしても、読者との手紙による交流から、熱心な読者による
友の会(ネットワーク)ができ、そこから著作が生まれる。
ネットもメールもない時代に、このようなやり方を生み出したのは
すごいことですね。
「種村直樹の鉄道旅行術」にはご本人の執筆はなく、
長期療養中とのことです。回復をお祈りしています。
※いつものように個人的なコメントということでお願いします。
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