2つの「総研」

 

前回のブログで保険学雑誌に掲載された論文をご紹介した際、

「なお、保険学雑誌は学会メンバー以外でも購買できますが、
 HPにアップされるのは2年後とのことです。ご参考まで。」

と締めてしまったのですが、東京勤務・在住のかたであれば、
閲覧できる場所がありました。それは損保総研の図書館です。

損保総研(損害保険事業総合研究所)の図書館は、
受付で登録すれば誰でも利用できます(本人確認あり)。
ただし、土・日・祝祭日と12時~13時は休館です。

私もここの図書館にはたびたびお世話になっています。
HPで蔵書検索できるのですが、実際に足を運んだほうが、
いろいろと見つかるようです。
場所は淡路町で、損保会館の2Fにあります。
損保総研のHPへ

なお、損保総研ではセミナーも頻繁に開催しており、
特別講座や講演会などは、やはり誰でも参加できます。
さすがに有料ですが、2時間のセミナーで7000円程度です。
時間帯も18:00以降なので、会社帰りに出席できますね。
ちなみに私も今月22日(月)に登場します...

「損保総研」と似た名前の「損保ジャパン総研」
(損保ジャパン総合研究所)は、旧安田火災海上保険が
創業100周年記念事業として設立したシンクタンクです。

HPで総研レポートを公開しており、タイムリーなテーマが多いです。
最近掲載された、ファカルティフェローの小林篤さんによる、

「再保険の進化と最近の再保険市場
 -再保険の多様性とファイナンス理論の浸透-」

主任研究員の多田修さんによる、

「活況を呈し始めた保険リンク証券への期待
 -キャットボンドを中心とした動向-」

はいずれも力作で、私には大変参考になりました。
損保ジャパン総研のHPへ

※写真は中山道・鳥居峠です。
 旧街道というよりは、ほとんど登山の趣でした。
 昔の旅は大変だったんですね。

※いつものように個人的なコメントということでお願いします。

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