16. その他

「白紙で検討」にびっくり

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反社会勢力とのつながりが表面化し、かつ、
数十人による違法行為が判明。
しかも、2007年の暴行死事件、2008年の大麻所持事件など、
相次ぐ不祥事の発覚。

このような公益法人の存続が果たして許されるのかどうか。

興業を続けるかどうかといったレベルの話ではなく、
これが今の日本相撲協会の置かれた状況だと思うのですが、
どうも当事者は理解していないように見えます。

報道によると、21日の理事会は名古屋場所の開催について、
「現時点では見送らざるを得ない可能性もある」
と述べ、4日に再度理事会を開いて判断することにしたとか。

この期に及んで、まだ興業を続ける可能性があるというのでしょうか。
ガバナンスの問題はかなり深刻です。

※写真は大倉山七不思議の1つ、「大倉山の泉」です。
 排水溝から水が出ているようにしか見えないのですが...

 

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NHKニュースでやることか?

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今回も金融・保険ネタではなくてすみません。

4月からNHKニュース「おはよう日本」で、朝7時半すぎから
「まちかど情報室」というコーナーをやるようになりました。

「世の中の新しい動きをとらえ、生活に役立つ情報をお伝えしています」

(番組HPから引用)とのことですが、これがひどい。
NHKがニュースでこんなことをやっていいのかと憤りを感じます。

例えば、「トースターをもっと活用しよう」の回(15日)では、
「フレンチトーストを焼ける袋」や「ホットケーキを焼くプレート」
などの実演紹介があり、商品名こそ表に出ないとはいえ、
いわゆる便利グッズの紹介コーナーとなっています
(HPには商品名と連絡先が掲載されています)。

民放で同じことをやる場合には、グッズを紹介される会社がお金を払い、
さらに広告代理店が、「○○カフェで紹介されました」という情報を
流通業者に流します。

簡単に言えば、CMを番組の合間に流すのではなく、
番組そのものに組み込んでしまうやり方なのです。

先日、近所のホームセンターの園芸コーナーで
「NHKおはよう日本で紹介されました!」という商品をみかけたので、
おそらく同じパターンなのでしょう。

NHKがグッズの会社からお金をとっているかどうかは
証拠がないので断言はできません。
ただ、番組での扱い(100%肯定的に紹介しています)や、
HPへの掲載からすると、限りなくクロに近いでしょう。

民放は広告を見せるために番組をやるといったビジネスモデルなので、
許容範囲と言えなくもありません(テレビ離れの一因だとは思いますが)。

しかし、公共放送であるNHKでこんなことをやっていいのでしょうか。
このコーナーを見るたびに、腹立たしく思います。

※先週、娘の通う小学校で田植えがありました。
 例年はバケツで稲作なのですが、今年は荒れ地を開墾し、
 本格的にやっているようです。

 

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深刻な球団格差

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サッカーではなく野球の話題です。

10(木)日経のスポーツ面に、野球評論家の豊田泰光さん
(西鉄出身だそうですが、さすがに現役時代は知りません)の
「セ・リーグ 深刻な球団格差」というコラムが載りました。

キモの部分を引用すると、

「セ・パ交流戦はみんなうすうす感じてはいるけど
 口にしてこなかった懐疑を、明るみのもとにさらした。
 巨人、阪神、中日が、ひごろ下位相手に積み重ねている
 勝ち星の価値はいかほどのものか、という懐疑を。」

「セの上位は『ルールにのっとって補強している』というだろうが、
 興業として成り立たなければ元も子もない。
 オーナーたちで緊急ミーティングを開いてはいかがか。
 それくらい事態は切迫している。」

横浜市民ということもあり、何となく昔から横浜ベイスターズ
(私が小学生のころは横浜大洋ホエールズでした)に親しみが
あるとはいえ、さすがに毎年これだけ弱いとげんなりです。
5月にはもう、上位と大差がついてしまうのですから。
しかも、ちょっと活躍した選手はすぐ他球団に移ってしまいます。

今年は横浜だけではなく、下位3球団が沈んでいます。
交流戦の結果(10日まで)は、横浜が5勝16敗、
ヤクルトが6勝13敗、広島が8勝12敗です。
横浜は今日(12日)も負けたので、これで何と8連敗!

豊田さんはヤクルトと広島の試合をみて、
「とても日本プロ野球の“メジャー”同士の戦いにはみえなかった」
と率直に書いています。

米メジャーリーグという手強い相手がいるなかで、
日本プロ野球としての戦略を持たないまま運営してきた
(少なくとも私にはそう見えます)のですから、
今日の事態は起こるべくして起きたと言えそうです。

 

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0.57のテクニック

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塾の「保護者のための体験教室」に参加してきました。
1時間の体験授業(算数)を受けるというものです。

レンズ型(または葉っぱ型)ってわかるでしょうか?
正方形の1つの対角線の両端を中心に、
正方形の辺の長さを半径とする円(おうぎ形)を描くと、
その2つの円の重なる部分がレンズ型になりますよね
(図で説明すれば簡単なのですが...)。
今回はそのレンズ型の面積の求め方についてでした。

学校ではおそらく、
 (おうぎ形の面積 - 直角二等辺三角形の面積)× 2

あるいは、
 おうぎ形の面積 × 2 - 正方形の面積

というように地道に計算させるでしょう。

ところが体験教室では、正方形の面積 × 0.57 という解法を
紹介していました(正確には、π ÷ 2 - 1)。

実は数日前、たまたまこの「0.57」が娘との話題になり、
このテクニックを使わせるべきかどうか考えていたところでした。
中学受験をしたことのない私には、このテクニックは初耳で、
なんとなく抵抗があったのですね(人間知らないことには保守的ですから^^)。

ただ、今日の授業では、なぜ0.57になるかの丁寧な説明があったうえ、
計算が楽にできるというよりは、計算ミスをしにくいというメリットを
先生は強調していました。

「テクニック」というと何となく悪い響きに聞こえがちですが、
必ずしもそうではありません。テクニックの背景を理解できていれば、
むしろどんどん使ったほうがいいのでしょう。
そこからいろいろ考えることにつながっていけばいいのですから。

※「浜銀通り」というのが横浜らしいですよね。
 同じ通りに三菱UFJもみずほもあるのですが...

 

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適正な採用活動とは

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5/3(月)の朝日新聞教育面(12面)「採用を聞く」は、
広瀬道貞・日本民間放送連盟会長へのインタビューでした。

見出しには、「キー局早期選考 学生も利点」
「内定後に知識・経験を蓄えよ」とありました。

中身も突っ込みどころ満載です。

・キー局が先に採用試験を実施することで
 学生は複数の企業に挑戦しやすくなっている。

・どの学生が「いい人材」かなんて何度面接しても
 なかなか分からない。「いい人材」を早くとれるというより、
 早く内定が決まれば、学生が残りの学生生活を
 有効に過ごせるメリットのほうが大きいと思う。

・(3年生の)2、3月なら授業への影響は小さい。
 ということは「倫理憲章の精神を尊重している」とも言える。

・大学が、学生に専門性が身につく教育ができていないから
 3年生でも4年生でも変わりないと見なされている。
 それならばむしろ、すでに就職先を決めて、各自が
 自分の進む道に必要な知識や経験を蓄える時期にしたほうがいい。

要するに、
「自分たちのやりかたは正しい」「現状はそれほど問題ではない」
ということなのでしょう。

これが大手新聞社出身で民放連会長の発言ですから、
驚いてしまいます。

※うちのベーシストも、たぶん数年後には就活なんでしょうね。

 

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遅れる通勤電車

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4月も後半に入り、新たな通勤・通学客が増えたせいか、
朝の通勤電車の遅れが目立ちます。

私は毎朝、東急東横線を利用しています。
4/12(月)から16(金)まで連日10分以上遅れました。
5日間合計の遅延時間は90分です(遅延証明書HPより)。

かつてはこれほどひどくなかったように思うのですが、
気のせいでしょうか。輸送量増強工事も終わったというのに。

他の路線も調べてみると、東横線と同じように5日間連続して
10分以上遅れ、合計時間が1時間以上だった路線は次の通りでした。

<JR>
 中央・総武線各駅停車(110分)、中央快速線(90分)、
 横須賀線・総武快速線(90分)、山手線(80分)、埼京線(70分)
 (常磐線各駅停車も90分ですが、13日は平常運転)

<東京メトロ>
 日比谷線(135分)、千代田線(105分)、半蔵門線(95分)、
 東西線(70分)、有楽町線(65分)

<その他>
 東急東横線(90分)、東急田園都市線(75分)、西武池袋線(60分)
 (東武伊勢崎線も90分ですが、14日は平常運転)

 ※会社により計測時間や方法が多少異なります

やはり相互乗り入れを行っている路線は遅れが目立ちますね。
東京メトロ日比谷線や千代田線、半蔵門線のように
両端で相互乗り入れをしていると、遅れる可能性も高まるのでしょう。

ただ、京急線(12日の10分のみ)、東武東上線(14日の10分のみ)は
相互乗り入れを行っていても、ほぼ定時運行でした
(乗り入れ相手はそれなりに遅れているようですが...)。

JRは中央快速線、横須賀線・総武快速線、埼京線のように、
他社線との相互乗り入れがなくても遅れがひどいようです。

日本の鉄道ダイヤの正確さは今でも世界一だと思っているのですが、
もう少し何とかならないものでしょうか。

 

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海外旅行に行かない若者

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本日(10日)の日経1面「春秋」より。

海外旅行への関心が薄いと言われる若者層のなかで
人気急上昇中の行き先がバングラデシュとのこと。
普通の観光旅行ではなく、学校建設に汗を流したり、
工場で工員と交流したり、肌で途上国を理解する旅だそうです。

私も先日行ったベトナムで同じような大学生たちと出会いました。
ベトナムのろう学校で何日間かボランティアをしてきたと、
子どもたちと遊ぶ写真を見せてもらいました。
本格的なボランティアではないけれど、単なる観光旅行ではなく、
いい旅をしているなあと感心したものです。

20代の海外渡航者数は10年前に比べ、4割近く減っています。
20代人口が2割減ということを踏まえても、かなりの落ち込みです。
就職難や所得水準の問題が大きそうですが、それだけではなく、
関心が内向きになっている面もあるのでしょう。

同じ日経1面には、日本だけが米国での留学生を減らしているという
記事が載っていました。

ただ、「みんなが行くから」「ブランド品が安く買えるから」
という旅行が減る一方で、このような体験型の旅が増えるのは、
悪い話ではないのでしょうね。

※左の写真に小さく映っている彼らが、私が出会った大学生です。
 右はホイアンで「日本橋」と呼ばれている屋根付き橋。
 400年前にはここに日本人町があったそうです。

 

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ベトナムの旅(5)

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ベトナムは基本的に「定価」というものが存在しない世界です。
高級ホテルに泊まり、スーパーで買い物していれば別ですが、
普段の買い物では料金交渉が当たり前。
だいたい言い値の7、8割で決まることが多いようですが
(ベトナム人同士の場合)、相場観のない旅行者には
もっとふっかけてきます。

タクシーも油断できません。事前に交渉しておかないと
あとからひどい目にあうこともしばしばです。
他方、レストランや食堂はなぜか定価でした。

ついでに言うと、偽物も広く出回っています。
市場には高級ブランドのバッグや化粧品がたくさん並んでいましたが、
どれも偽物と思って間違いありません。
地元のベトナム人ガイドさんも、
「偽物の化粧品はかぶれるので、ここでは買わない」
とか。

経済が発展するにつれ、徐々に変わっていくのでしょう。
でも、今のベトナムは、定価の世界に慣れきっている日本人にとっては
何かとストレスが大きいです。

※右の写真のアヒルは売り物です。いくらだったのでしょうか?

 

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ベトナムの旅(4)

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旅の最後はベトナム中部の港町ホイアンでした。
歴史的な町並みが残り、世界遺産に指定されています。
車やバイクの乗り入れを制限しているので、落ち着いた町でした。

現在残っている町並みは古くても18世紀以降のものですが、
ホイアンが国際貿易港として最も繁栄したのは17世紀です。
17世紀前半には鎖国前の日本からの朱印船が来航し、
大規模な日本人町がありました。

17世紀の東南アジアは国際的な貿易が盛んで、
中国人やオランダ人ばかりでなく、日本人の海外進出も目立ちました。
山田長政がアユタヤで活躍したのもこの時代です。

しかし、江戸幕府の鎖国政策により、状況は一変します。
朱印船の来なくなったホイアンの日本人町は徐々に衰退し、
17世紀末には4、5軒しか住んでいなかったようです。

当時をしのぶ建物はほとんど残っていません。
ただ、町のシンボルとなっている屋根付き橋の名前は通称「日本橋」。
日本人町の入口にあったから、あるいは日本人が作ったからと言われています。

もう一つ、町から少し離れた田んぼのなかに日本人の墓があります
(下の写真)。
鎖国令が出て、多くの日本人が帰国するなかで、
ホイアンにとどまろうとした谷弥次郎兵衛の墓だそうです。

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ベトナムの旅(3)

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首都ハノイとホーチミンを結ぶベトナム国鉄に乗ってみました。
フエからダナンまで約100kmの旅です。

ベトナムの鉄道はお世辞にも発達しているとは言えません。
ハノイとホーチミンを結ぶ最重要路線でも1日5便しかなく、
単線・非電化で、最速30時間近くもかかります。
しかも車内の設備はかなり老朽化しています。

ただ、ツーリストにとっては旅情満点。懐かしの汽車旅を楽しめました。
特に私が乗った区間は海岸近くの峠を超える絶景コースだったので、
多くの旅行者が車窓の景色を満喫していました。
時間もかなり正確でしたし、乗務員も多く、安心です。

乗客どうしの交流もあります。
同じコンパートメントのベトナム人カップルは新婚さんで、
ハネムーンでビーチリゾートに行く途中とか。
京都の高校で英語を教えている2人のアメリカ人とも
日本語&英語で話すことができました。
日本で新幹線に乗っても、隣の人に話しかけたりしないですよね。

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ベトナムでも高速鉄道を作る計画があるそうです。
日本の新幹線を導入する可能性が高いとか。
完成すればかなりのスピードアップになるはずで、
おそらくハノイ・ホーチミン間は10時間以内でしょう。

資金面の問題は大きいようですが、在来線の改良では
限界があるように感じました。

 

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