「課外授業 ようこそ先輩」という番組がありましたよね。
番組とは別ですが、出身校である横浜翠嵐高校に行き、
現役高校生の前で話をするという機会に恵まれました。
キャリア教育の一環で、卒業生が仕事についてスピーチを行い、
今後の進路選択等の参考にしてもらおうという企画です。
4回目の今回は私を含む15人のOBが各教室に分かれ、
教壇に立ちました。
普段からスピーチをする機会がそれなりにあるとはいえ、
高校生に話をするのは初めてです。
15人の内訳は、大学の先生(2人)、医師(2人)、弁護士(2人)、
編集者(2人)、パイロット、自動車メーカー、電機メーカー、海運、
コンサルティング会社経営、県庁勤務、そして私。
イメージしやすい職業の方々をうらやましく思いました^^
いつもなら「保険会社担当のアナリスト」ですむところですが、
高校生には「保険」も「アナリスト」も通用しませんよね。
私の仕事を理解してもらうべく、いくつかのキーワードについて、
黒板に下手な絵を描きつつ解説したのですが、どうだったでしょうか。
あとでアンケートの結果を見るのがちょっと怖いです...
ひとつだけ、これは話しておきたいと思っていたことがありました。
私の時代とは違い、最近の翠嵐高校は超進学校を目指しています。
入学するのが大変(オール5レベルでないと入れません)なだけではなく、
入学してからも3年後の大学入試に向けて勉強、勉強という雰囲気で、
行事は減り、部活は時間を制限しているとか。
OBとしては母校の超進学校化は複雑な心境ですが、
今の世の中にあって、そのような学校運営の選択を
外野がとやかく言うことはできないと私は思います。
ただ、受験勉強はどうしても一つの答えを出す方向に走りがちです。
そこで「物事には様々な見方がある」「角度を変えると見えてくるものもある」
ということをわかってもらいたくて、いくつかパズルを出しました
(川に行って水を汲んでくるルートや、上り/下り電車の謎とか)。
果たして彼らにメッセージとして何かを伝えることができたのか。
わかりませんが、まじめに聞いてもらえたようには感じました。
※教室の石油ストーブが25年前と同じでびっくりしました。
休み時間にみんなでストーブを囲んでしゃべっていたのを思い出します。
※いつものように個人的なコメントということでお願いします。
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