5/3(月)の朝日新聞教育面(12面)「採用を聞く」は、
広瀬道貞・日本民間放送連盟会長へのインタビューでした。
見出しには、「キー局早期選考 学生も利点」
「内定後に知識・経験を蓄えよ」とありました。
中身も突っ込みどころ満載です。
・キー局が先に採用試験を実施することで
学生は複数の企業に挑戦しやすくなっている。
・どの学生が「いい人材」かなんて何度面接しても
なかなか分からない。「いい人材」を早くとれるというより、
早く内定が決まれば、学生が残りの学生生活を
有効に過ごせるメリットのほうが大きいと思う。
・(3年生の)2、3月なら授業への影響は小さい。
ということは「倫理憲章の精神を尊重している」とも言える。
・大学が、学生に専門性が身につく教育ができていないから
3年生でも4年生でも変わりないと見なされている。
それならばむしろ、すでに就職先を決めて、各自が
自分の進む道に必要な知識や経験を蓄える時期にしたほうがいい。
要するに、
「自分たちのやりかたは正しい」「現状はそれほど問題ではない」
ということなのでしょう。
これが大手新聞社出身で民放連会長の発言ですから、
驚いてしまいます。
※うちのベーシストも、たぶん数年後には就活なんでしょうね。