息子の通う中学校に50インチの大画面プラズマテレビが入りました。
しかしこのテレビ、非常に評判が悪いようです。
テレビを載せる台が低い(教室で観ることを想定していない)ので、
前の席だと大きすぎて見にくく、後ろだと前にさえぎられてよく見えません。
薄型なんだから壁掛けにすればいいのに。
「大きいのでじゃま」という問題もあるようです。
しかも、以前のテレビよりも電気を食うので、全校テレビ朝会など
学校全体でテレビを使うとブレーカーがすぐに落ちてしまうとか。
だから全校でテレビを観るときは照明や暖房を切るのだそうです。
こうなると悲劇を通り越して喜劇ですよね。
調べてみると、これは地元ではなく、国の政策でした。
麻生政権時代の2009年4月に取りまとめられた経済危機対策で
「スクール・ニューディール」構想が提唱され、そのなかに、
「全てのテレビを50インチ以上のデジタルテレビに買い替える」
という内容が入っていたのですね(もちろん予算も)。
ちなみにHPには次のように書いてありました。
「迫力ある高画質な映像により児童生徒の興味関心を向上させるとともに、
各教室にモニターとして置くことにより、パソコンやデジタルカメラの画面、
プリント、教材等を拡大表示し大きな学習効果を期待できるものです」
現場の要請ではなく上から突然降ってきた話だったため、
先のような何ともちぐはぐな光景になってしまったようです。
それにしても、もう少し工夫のしようはあると思うのですが。
※鶴見線シリーズ。この駅の名前は「昭和駅」なので、
かつて記念切符が売り出されたことも。