15. 執筆・講演等のご案内

TRMAセミナーでスピーチ

 

前回とは違い、今回は事前のご報告です。

東京リスクマネジャー懇談会(TRMA)のセミナー
「保険ERMの現状と課題」で講師を務めます。

日時は2/18(月)18:30から。
場所は六本木ヒルズ11FのSAS社だったと思いますが、
まだTRMAのHPにアップされていないようですね。
とりあえず申し込み画面はこちらです。

→ アップされていました^^ TRMAのHPへ

副題をつけるとするならば、
「金融庁での保険行政経験を踏まえて」でしょうか。

せっかくの機会ですので、
霞が関で勤務していた約2年半に何があって、
どのようなことをしてきたのかなどについて、
可能な範囲でお伝えしたいと考えています。

本当は私のような感じで行ったり来たりする人が
もっと増えたほうがいいのでしょうね。

ということで、ご関心のあるかたはぜひお越し下さい。

※写真左は東横線の渋谷駅です。
 あと1ヵ月でこの風景も見納めですね。

 

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RMSセミナーでスピーチ

 

都合により事後報告ですみません。
リスクモデリング会社のRMS Japanが開催したセミナーで
スピーチをしました(7日)。

RMSのモデルはこのブログでも何回か取り上げています。
同社はAIR、EQECATとともに自然災害リスクのモデルを
提供する世界有数のモデリング会社です。

セミナーには創業者の一人である Hemant Shahさん
(President and CEO)も登場しました。

Hemantさんたちは1988年に米スタンフォード大学でRMSを設立。
最初はわずか5人でスタートしたそうです。
今や1000人以上の専門家を抱え、400以上の保険会社等が
RMSのモデルを活用しているとか。すごいですね。

Hemantさんには初めてお会いしましたが、
気さくでいい感じのかたでした。

私のスピーチですが、

「日本の損害保険業界におけるERMの現状と
 モデル活用状況、行政当局の動向」

というタイトルではあるものの、持ち時間(30分)を考えて、

・保険会社ERMの現状
・保険行政の動向
・自然災害リスクと保険業界

に絞って話をしました。それでも「30分は短いですね」
と数名のかたから言われてしまいました…^^;
もっとテーマを絞ったほうがよかったのかもしれません。

ご参考までに、スピーチで紹介した金融庁委託調査の
報告書はこちらです(2012年7月に公表)。

この報告書は先に挙げた3大モデリング会社の提供する
モデル構造の分析が中心となっています。
実際にモデルを使った分析を行い、モデルごとの特色を
つかもうという試みも行っています。

同じくスピーカーを務めた三井住友海上の伊東さん
(執行役員・商品本部火災新種保険部長)もご指摘のとおり、
近年はモデルの利用範囲が拡大する一方で、
モデルがブラックボックスではだめで、利用者がモデルの
構造を理解することが求められるようになっています。

金融庁が自然災害モデルの委託調査を行ったのも、
まさに同じ流れにあると言えるでしょう。

プレーヤーの皆さんにはこの報告書の情報は
もしかしたら当然のことなのかもしれませんが、
私には大変参考になりました。

ただし、あくまで委託調査であり、再保険ブローカー
(エーオン ベンフィールド ジャパン)による分析という点には
留意が必要ですね。

※写真は横浜です。日揮の本社はこちらにあります。

 

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基調講演を務めました

 

バンクオブニューヨークメロン証券が14日に開催した
「インシュアランス・フォーラム」で基調講演を務めました。

「最近の投資環境の変化とリスク・マネジメント」
というのがフォーラム全体のテーマだったので、
専門分野である保険会社のERMについてスピーチ。

特にリクエストがなかったのでパワポ・レジュメなしで
臨んだものの、会場には大きなスクリーンがあったので、
使ったほうがよかったかもしれませんね。

ということで、少しだけ中身についてご紹介しますと、
30分間で次のような話をしました。

・保険会社のERM・リスク管理態勢に対する
 保険行政や格付会社の関心は年々高まっている
 (これは両方の経験者として実感しているところです)

・ERMと従来型リスク管理の違い

・保険会社ERMの現状について
 進んだ会社とそうでない会社では違いが生じている?

30分のスピーチは、聞き手のときはそれなりに長いですが、
話し手としては非常に短く感じます。
内容を盛り込み過ぎて失敗することが多いので、
今回はかなり絞って話をしてみました。

フォーラムは私のスピーチの後、講演、プレゼンテーション、
パネルディスカッション(=私もパネリストとして再登場)と続き、
最後にワインテイスティングがありました。

※会場は東京駅(写真)に隣接したホテルでした。

 

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「経営なき破綻」の英訳版

 

1990年代後半から2000年代初頭にかけて起きた
中堅生保の相次ぐ経営破綻を扱った拙著
「経営なき破綻 平成生保危機の真実」
の英訳版が誕生しました。

海外で自分の研究内容について紹介した際などに、
しばしば「論文の英語版はないの?」という問い合わせを
いただいていたこともあり、大変ありがたく思っています。

中堅生保の相次ぐ経営破綻には、バブル崩壊後の
日本の厳しい経済環境が影響したことは否定できません。

しかし、個別事例を詳細に検証した結果、破綻に至るには
ビジネスモデルや経営者、経営組織といった会社固有の
内的要因が重要な意味を持っていたことが浮き彫りになりました。

おそらくこれは日本の生保業界に特有の話ではなく、
海外でも参考になる普遍的なものを含んでいると思います。

ご関心のあるかたは、公益財団法人アジア生命保険振興センター
までお問い合わせ下さい。

※写真の水上マーケットはAmphawa(アムパワー)です。
 運河に面して発達した町で、いまは地元で人気の観光地とか。
 バンコクから車で2時間くらいでした。

 

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保険経済価値規制の是非

 

週刊金融財政事情の4/18号の特集は
「保険経済価値規制の是非を問う」です。
自分が登場しているので、ご紹介だけさせていただきます。

「市場整合的な保険負債の評価は規制、開示になじむか」
というタイトルがついた座談会では、経済価値評価に基づく
保険会社のソルベンシー規制やリスク管理、開示について、
様々な論点が挙げられています。

出席者は日本生命のアクチュアリー、ソニー生命と東京海上の
リスクマネジャー、および監督当局という顔ぶれ。

ちなみに、他の媒体では、それぞれにインタビューを行い、
それを座談会形式に構成して掲載することもあると聞きますが、
実際にきんざいの会議室で座談会を行い、そのエッセンスが
掲載されています。

座談会のほかには、

「経済価値ベース規制の流れを理解するために」
(キャピタスコンサルティングの森本祐司さん)

「生保経営におけるMCEV開示の意義」
(ソニー生命の花津谷徹さん)

「保険会社に対する健全性規制の最近の動向」
(後半に保険会社のERMについて私も書いています)

といった論文が載っています。

なお、今ならきんざいのHPで全文が確認できます
(21日まで。大震災に伴うサービスです)。ご参考まで。
きんざいHPへ

※地元・大倉山ではここの桜が一番気に入っています
 (写真は10日です)。

 

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卒業

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卒業シーズンですね。
わが家でも息子が中学を卒業し、高校に入ります。
第一志望ではないとはいえ、めげずに頑張ってほしいです。

実は私も13年近く勤めた会社を卒業することになりました。
保険の世界から足を洗うわけではありませんが、
4月からはこれまでとやや違ったところから
保険業界や保険会社を見ていくことになります。

感無量と言いたいところですが、ぎりぎりまで業務をこなし、
ようやく今週になってバタバタと引き継ぎを行っています。
あと1日で片付くのか、かなり怪しくなってきました...

とはいえ、これまで多くのかたにお世話になり、
感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。m(_ _)m

なお、今のところブログは続けるつもりでいます
(あくまで個人的な「趣味」ということになるのでしょうか)。

 

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インタビュー記事のご紹介

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2月に私のインタビュー記事が2紙で掲載されました。

一つめは2/18(木)の保険毎日新聞です。
新春特別企画「『保険自由化』を振り返る」の第13回でした。

インタビューの骨子は次の通りです。

・自由化で変わったことは、①健全性を確保する枠組み、
 ②経営の多様化が進んだこと

・消費者にとって商品や購入ルートの選択肢が広がったが、
 多様化した商品をどうやって比較検討して購入したらいいか、
 その情報が欠けている

・保険会社は自らの財務基盤を将来にわたって安定させるために、
 リスク管理の実効性をどう高めるかが求められている

・生損保とも戦後中核としてきたマーケットが日本社会の変容とともに
 行き詰まりを見せており、保険市場の変化に対応したビジネスモデルの
 再構築が課題になっている

実のところ他のかたのインタビューを読んでいないので、
企画の全体像はよくわかっていません。

もう一つは2/22(月)のフジサンケイ・ビジネスアイです。
「生保陣取り合戦 第2幕」という特集記事のなかで、
私のインタビュー記事が載っています。

こちらも簡単にご紹介しましょう。

・金融危機で国内生保が有利になったというより、
 やっと同じ土俵での勝負が始まった

・差別化を図るために、外資は新たな販売チャネルの開拓や
 独自のビジネスモデルを作り上げた。結果的に、
 既存のやり方に固執する国内生保は外資にシェア拡大を許した

・新規契約が取れないからといって、ただちに経営危機に陥る会社が
 あるわけではないが、だからといって、このままでいいわけではない。
 外資にしても、いつまでもあぐらをかいていられるわけではない

・国内、外資にかかわらず、いかにニーズをとらえるかが
 本当の意味で問われる時代がきている

2月は他にもいくつか取材を受けているのですが、
一番多かったのは第一生命の株式会社化・上場に関するものでした。
ただ、残念ながら私は株式アナリストではないので、
あまりお役に立てなかったかもしれません。

※広島風お好み焼きは出前もできるのですね。
 ちょっとびっくりしました。

 

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「不良債権と金融危機」

またまた本の紹介です。今回は私が関わっているものです。

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内閣府・経済社会総合研究所が企画した研究会
(私たちは「バブル・デフレ研」と呼んでいました)
の成果を書籍にまとめたものが、年末に出版されました。

慶応大学出版会HPからそのまま引用すると、

「バブルの発生から崩壊、その後のデフレとその克服への対応。
 1980年代からの四半世紀日本経済の経済動向と経済政策を、
 様々な視点から点検・評価する。わが国を代表する研究者、
 官民エコノミストの総力を結集し貴重な反省・教訓を後世に伝える
 画期的研究シリーズ全7巻」

ということで、

本書「不良債権と金融危機」はその第4巻となります。

私は第6章「生命保険会社の経営悪化」を執筆しました。

この本だけでも13人が執筆し、488ページのボリュームです。
全部で7巻あり、それぞれに名だたる学者やエコノミストなどが
バブル・デフレ期の日本経済についての論文を寄せています。

しかも、各々の論文を単にまとめただけではなく、
分科会ごとに発表&議論の機会があり、それを反映させています
(当たり前かもしれませんが、念のため)。

それにしてもこの出版不況の折に、よく本になったなあと思います。
このあたりの事情は全くわかりません。
でも、研究の成果が本になるのとならないのとでは
やはり違いますよね。

多くのかたに読んでもらうといった性格の本ではありませんが
(アマゾンで買っても5040円です)、バブル・デフレ期の金融について
研究者等の視点から論じた貴重な書籍となっていますので、
機会がありましたらぜひご覧下さい。

 

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きんざいに書きました

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今週の週刊金融財政事情(2009.12.21)に拙稿が掲載されています。
「金融危機と保険会社のリスク管理態勢」というタイトルです。

11月の日本アクチュアリー会・年次大会で発表した内容を
銀行と保険のつながりを中心に加筆修正しました。

ご参考までに前文を引用します↓

 米AIGの経営危機が金融システムの動揺を招いたように、
 日本でも銀行と生保の関係は強く、かつ、以前よりも多面化、
 複雑化している。このため銀行だけではなく保険会社のリスク
 管理態勢にも十分注意すべきである。

 筆者のインタビュー調査によると、リスク管理の実効性は
 保険会社によって大きくばらついていた。ある程度機能した
 会社では、経営意識の高さ、単一モデルに依存しない体制、
 実行可能性の高さといった特徴がうかがえた。

この号には保険関係の論文がもう一つ掲載されています。
タイトルは「金融危機後の国際的な保険監督規制の動向」。
損保協会の前国際部長で、現在はジュネーブ協会アドバイザーの
松下勝男さんによるものです。
最近の規制強化の動きをわかりやすくまとめています。

※銀座で白いプーさんをみつけました。

 

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パネルディスカッションに登場

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日本アクチュアリー会の年次大会でパネリストを務めました(11/5)。

パネルディスカッションは初日午後の特別企画
「金融危機とERM」の後半イベントでした。

前半は「金融危機への対応」について、
国際アクチュアリー会の日笠克巳会長、金融庁監督局の天谷知子さん、
日本銀行金融機構局の神津多可思さんが、それぞれ30分ずつスピーチ。

後半はパネルディスカッションで、
ニューメリカルテクノロジーズの鳥居秀行(リスクモデリングの課題)、
ソニー生命の花津谷徹さん(MCEVの見地からのリスク管理)、
タワーズ・ペリンの土井和行さん(金融危機でERMはワークしたか)、
最後に私(リスク管理の実効性)の順番でそれぞれ20分ほど話をした後、
パネリスト同士で質問したり、司会や会場からの質問に
パネリストが答えたりという構成でした。

私はともかく、人選がよかったので興味深い話が次々に出てきて、
全体として時間が足りなかったなあという印象でした。

私のプレゼンの目玉は、日本の保険会社の「リスク管理態勢実態調査」です。
日本で事業を行う24の保険グループ(総資産1兆円以上)のうち、
21グループ(25社)のリスク管理担当者へインタビューを集中的に実施。
日本の保険会社がどのようなリスク管理態勢をとっていて、
今回の金融危機でリスク管理がどのように機能したのか、
あるいは、しなかったのかについて報告しました。

日本の保険会社の話だったので、「わかりやすかった」
「自社が全体のなかでどのあたりにいるのかがわかってよかった」
「他社も同じようなことで苦労していることがわかった」
といった感想をいただきました。

今のところ未定ですが、今回の発表内容については
別の機会に何らかの形で発表したいと考えています。

 

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