「『行動観察』入門」

「ビジネスマンのための『行動観察』入門」を読みました
(著者は松波晴人さん。講談社現代新書です)。

「行動観察」とは、観察者が様々なフィールドに入って
対象となる人間の行動をつぶさに観察したうえで分析し、
問題解決法を提案する手法のことです。

アンケートやグループインタビューでは、主として
顕在化しているニーズやリスクを収集することになります。

これに対し、行動観察では本人がそうと認識していない
課題やニーズを知ることができます。
「今どんなリスクに直面していますか」と聞かれても、
それがリスクだと気が付いていなければ、回答しませんよね。

さらに、行動観察では、アンケートやインタビューで生じがちな
バイアスを排除することもできます。
本書では「アンケートでは社会通念に反する回答は出てきにくい」
とありました。確かにそうかもしれません。

ただ、行動観察が十分な効果を上げるかどうかは、
どうも観察者の力量によるところが大きいように感じました。

本書で観察の対象となった現場は、「販売イベント会場」
「営業マンの行動」「残業だらけのオフィス」「飲食業」「書店」などで、
筆者のチームはそれぞれでかなりの成果を上げているのですが、
やはり観察経験を踏むほど、成果が上がっているようです。

著者も、観察者が学ぶべき二つのポイントとして、

・自分の価値観から自由になる
・人間についての知見を持つ

を挙げ、どちらも大変な労力と時間がかかると述べています。

とはいえ、「フィールドを観察し、よい仮説を立て、それを検証する」
という自然科学の流れをビジネスで応用するという「行動観察」は、
ERMの構築サポートでも応用できそうです。

※連日天気が悪いので、このような月がなかなか見られませんね。

 

※いつものように個人的なコメントということでお願いします。

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保険の国際規制

 

今月は保険代理店向けメールマガジン「inswatch」に
出稿する月でして、今回は10日の日経1面に載った
国際的な保険規制の流れについて書きました。
inswatchのHPへ

記事はinswatchでご覧いただくとして、
保険の国際規制の動きがわかりにくいのは、
2つの話が同時進行しているからだと思います。

銀行では、もともとバーゼル規制があるところに
金融危機が発生し、金融システムが大きく動揺
(米国や英国などでは公的資金が使われましたね)、
バーゼル規制を強めるとともに、金融システム上
重要な金融機関を対象に、追加的な規制ができました。

「大きすぎるから潰せない(=だから税金を使う)」から、
「大きくても税金を使わずに潰す」への転換です。
金融危機後に設立されたFSB(金融安定理事会)が
規制作りを進めています。

保険では、銀行のバーゼル委員会にあたる
IAIS(保険監督者国際機構)は存在するものの、
バーゼル規制に相当する国際的な資本規制はありません。

AIGの経営危機で当局どうしの連携が難しかったこともあり、
IAISは世界共通の保険監督の枠組み作りに着手しました。
これが「コムフレーム」で、対象となる国際的な保険会社を
「IAIG」と言います
(10日の日経はこちらの話でした)。

他方、「大きくても税金を使わずに潰す」は銀行だけではなく、
保険会社も対象です。AIGに公的資金が投入されたことが
強く影響していると思います。

FSBは金融システム上重要な保険会社を対象にした、
銀行と同じような規制作りに取り組んでいます。
この対象となった保険会社が「G-SII」です。

このように、保険では2系統の国際規制作りが同時に
進んでいることを知らないと、10日の日経を見ても、
何のことかさっぱりわからないと思いますので、ご参考まで。

※この週末は肉体労働でした。腰にきますね。

 

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キャピタスERMサーベイ

 

会社で取り組んでいた「ERMサーベイ」の結果概要を
昨日HPにアップすることができました。
ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
キャピタスのHPへ

このサーベイ調査の特徴は、次の3つだと思います。

1.日本で活動する主要な保険グループを網羅していること
  (24グループにご参加いただきました)

2.アンケート調査に加え、確認インタビューを行っていること
  (アンケートによる意識調査を超えた調査となりました)

3.専門的知識を持つスタッフによるサーベイであること
  (もちろん私一人ではありません)

「結果概要」にはアンケート結果の一部を掲載したうえ、
インタビューによる気づきなどを記しました。

さらに、項目ごとに「まとめ」を設け、分析結果を
簡単にまとめてあります。

ERMはあくまで会社内部の取り組みなので、
他社の取り組みを参考にしようとしても、
入手できる情報は限られています。

自ら取り組むのが基本とはいえ、他社の取り組みが
参考になることもあるでしょう。
数少ない情報として活用していただければと思います。

※写真は旧万世橋駅です。この階段(1935階段)は
 1935年から駅が休止になる1943年まで使われました。

 

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東洋経済「生保・損保特集」

2013年版の「生保・損保特集」をざっと読みました。

今回も社長のインタビュー記事が多く(32人だそうです)、
「Another Story」(各社の社会貢献活動などの紹介)なども
目立つのですが、編集長が代わったためか、前回よりも
保険業界の広報誌的なテイストが多少薄まったように思います。
いい傾向です。

保険ショップやネット生保の記事も、情報が少ないだけに、
勉強になりました。

ただ、欲を言えば、もう一歩踏み込んだ記事がほしいですね。

例えば「営業職員大改革」では、大手4社を中心に、
ここ数年の改革内容について触れているのですが、
改革の成果をどう評価しているのでしょうか。

各社は2000年代前半から解約防止に取り組んでおり、
数年前にはすでに継続率が13か月で9割を超える水準に
達しています。ということは、ここで言う営業職員改革により、
継続率が改善したというストーリーではないのですね。

他方、銀行窓販に隠れて見えにくいものの、
各社とも保有契約の減少が続き、基礎利益を圧迫している
模様です(例えば月払保険料の推移が参考になります)。

これに対し、ここ数年の営業職員改革により、
各社にはポジティブな変化が見られているのでしょうか。

また、営業職員数の推移を見ると、日本・第一と
住友・明治安田では、明らかに戦略が異なります
(後者は採用数をかなり絞っているようです)。

このあたりも分析していただけると、私だけでなく、
多くの業界人に興味深い内容になったと思うのですが、
いかがでしょうか。

損保でも、金融審WGで保険募集規制の見直しが決まり、
代理店自身が直接の規制対象になるなかで、
成長する代理店の事例紹介と「覆面座談会」では、
経済誌としてはちょっとさびしいですね。

毎年、「保険会社のトップは『代理店の品質向上が必要』」
「代理店は『保険会社には一緒に頑張ろうという姿勢がない』
(覆面座談会など)」、といった両者のギャップが見えるので、
そろそろギャップを埋める記事があってもよさそうです。

あと、ちょっと気になったのは銀行窓販の記事です。
「圧力募集が横行」「看過できぬ実態」とありますが、
その根拠は生保労連の調査だけなのですね。

生保労連は生保の営業職員などで構成されており、
銀行窓販が広がると困る方々の団体です。
生保労連による執筆ならわかりますが、そうではないので、
さすがに独自調査や取材がないと、記事としては
まずいのではないでしょうか。

 

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損保総研セミナーなど

 

保険会社のERMに関連して、2つほどご案内です。

1.損保総研セミナーでスピーチします

7日(月)の18:00から損保総研で約1年ぶりのスピーチです。
損保総研のHPへ

もっと早くブログでご紹介すればよかったのですが、
うっかりしていて1週間前になってしまいました。m(_ _)m

テーマは「わが国保険業界のERMの現状と課題」。
副題に「キャピタス社によるERMサーベイを踏まえて」とあります。

このサーベイは単なるアンケートによる意識調査ではなく、
保険会社のリスク管理部門を中心にインタビューを実施していますので、
自分で言うのもなんですが、なかなか他にはない情報だと思います。

実のところ、まだいろいろな作業でバタバタしています^^

2.東洋経済「生保・損保特集」に原稿を書きました

2013年版の「生保・損保特集」が今週発売されました。
金融庁に行くまで毎年執筆していたので、数年ぶりの復帰です。

タイトルは「異次元緩和下における生保のリスクマネジメント」

生保の資産運用について解説するとともに、
いまの「自己規律を重視する流れ」を消さないためには
ERM経営の有効性を示すことが重要と述べています。

機会があれば、特集号そのものについても触れたいですね。
東洋経済のHPへ

なかなか事前にお伝えできず、申しわけありません。
この秋は明日の講演を皮切りに、スピーチやコーディネーターなど
いろいろな形でERMの「伝道師」を務める予定ですので、
皆さんのお目にかかる機会があるかもしれませんね。

※会津に行ったら、「ならぬことはならぬ」が本当にありました^^

 

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千曲川ワインバレー

 

学生時代の友人に誘われて、長野県東御(とうみ)市で
ワイン用ブドウの収穫体験をしてきました。

彼の友人は5年前に「ぼんじゅーる農園」を開園し、
将来はワイナリーを作りたいと頑張っているかたでした。
今年の初収穫のお手伝いをさせていただいたというわけです。

帰ってからネットで調べてみると、
「千曲川ワインバレー」構想にたどりつきました。
エッセイストの玉村豊男さんが同名の本を出していたので
さっそく購入して読んでみました。

荒廃していた農地でワインぶどうを育て、ワイナリーで
良質な日本のワインを作り、世界に向けて販売する。
実際にやってみると難しい問題もいろいろあるようですが、
新しい農業の姿と言えそうです。

東御市には玉村さんのところを含めてワイナリーが3つあり、
「ぼんじゅーる農園」のように将来ワイナリーを目指す人も
増えているとか。
ナガノワインHPへ

観光客もやってきます。玉村さんのワイナリーには
カフェとショップがあって、なかなかの賑わいでした。
山やブドウ畑の美しい景色を見ながらのランチは最高です
(もちろん美味しいワインを飲みながら♪)。

昨年、山梨県の勝沼を訪れ、日本ワインの歴史に触れ、
ブログに「殖産興業はこれからかも」と書きました。
まさに新たな時代を感じた収穫体験でした。
ブログ「勝沼とワイン」へ

 

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「10大事件」

 

金融リスク管理の第一人者である藤井健司さんの近著
「金融リスク管理を変えた10大事件」を読みました。

「金融リスク管理の歴史はさまざまな経験と教訓に対する
 不断の改善努力の賜物」(「はじめに」より引用)

ということで、本書では金融リスク管理に対して
大きな影響を与えた10の「事件」ごとに章が割かれ、
それぞれの事件の経緯と金融リスク管理に与えた影響
について述べられています。

さらに、実務家として10大事件すべてを経験している
藤井さんの「目撃者のコラム」が各章にあります。
本書のエッセンスはここに書かれているように思いました。

例えば、最もページ数の多い第9章
「リーマンショックと金融危機からバーゼルⅢへ【2008年~】」
の「目撃者のコラム」では、

「これからのリスクマネジャーには、規制対応を行いながらも
 あるべきリスク管理の実務を推し進めるという、
 これまで以上に厳しい自己規律をもった姿勢が必要」

と結ばれていて、現状の厳しさを感じます。

本書は金融業(特に銀行)のリスク管理に影響を与えた
10大事件を取り上げていますが、保険会社だったら
どんな事件が選ばれるでしょうか。

保険リスクに関しては、現在のように自然災害リスクモデルが
普及するきっかけとなったハリケーンが、1992年のアンドリュー
なのだそうです。もちろん、2005年のハリケーン・カトリーナ、
そして2011年の東日本大震災やタイの洪水も無視できません。

生保の金利リスクやALMの重要性を示す出来事としては、
日本の中堅生保の連続破綻(1997~2001年)が象徴的です。

また、NY同時多発テロ(2001年)や2008年の金融危機は
金融リスク管理とは多少違った切り口になりそうです。

EUソルベンシーⅡや国際会計基準(保険会計)の検討も
ありますね。ただし、どちらも検討期間が非常に長いので
(かつ、現在進行形です)、取り上げ方が難しいかもしれません^^

※写真は会津若松です。

 

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金融庁のERMヒアリング

 

4日に公表された今年のERMヒアリングの結果について。

今回は当事者ではないので不明な点も多々ありますが、
「各保険会社における態勢整備に向けた取り組みの参考に
 供すること等を目的として、ヒアリングの結果を公表する」
とあるので、少しだけコメントしてみましょう。
金融庁のHPへ

前回のERMヒアリング結果では、主に以下の項目について
「態勢の高度化を図っていく必要がある」とのことでした。

 ・リスク管理部門の担当役員の専門性
 ・内部監査部門の役割
 ・リスクプロファイルの把握と活用
 ・リスク選好の考え方や枠組み
 ・海外保険事業の管理体制の構築
 ・内部モデル見直しにおける妥当性等の検証態勢

今回のヒアリング結果を見ると、前回課題とした「リスク選好」
「内部モデルの妥当性」などに加え、「ERMの活用状況」に
全体の3ページ弱を割いていて、目を引きました。

実際にERMが活用される場面として、次の3つを取り上げています。

 「リスク調整後収益指標の活用」
 「商品開発および商品別収益管理」
 「中期経営計画」

これには次のような考えが前提となっているようです。

・収益性評価にあたって、リスク調整後の指標を利用することは有益。
・社内で収益や業績指標として使用するためには、リスクに対する
 考え方が社内で共有され、ERMが社内で浸透している必要がある。

・商品開発においても、リスクとリターンの関係を考慮することが重要

・将来にわたる事業の継続性評価や経営におけるERMの活用を
 実現するためには、ERMを経営戦略および(中期)経営計画の
 策定に取り込むことが有益

確かにその通りだとは思いつつ、日本の現状を踏まえると、
かなり目線が高いように感じました
(対象が大手だけではないことを踏まえると、特にそう感じます)。

保険会社に対する金融庁の目線の高さは、6日公表の
「金融モニタリング基本方針」でもうかがえます。

こちらは大手生損保等が対象の記述ですが、検証項目のなかに、
「リスクアペタイトフレームワークの経営計画における活用状況」
とあります。すでにフレームワークの構築が前提なのですね。

ところが、銀行(SIFIs及びその他の主要行等)では、
「リスクアペタイトフレームワークの構築状況等」
とあり、保険会社のほうがはるかに踏み込んだ表現です。

IAISがICPとして「ソルベンシー目的のERM」を採択したのが2011年。
金融庁が保険検査マニュアルを全面改定し、検査官がERMを
本格的に確認するようになったのも、ここ数年のことです
(ERMヒアリングも2011年からですね)。

それに、ERMは経営そのものなので、行政当局といえども
外部からそう簡単に把握できるものではありません。
私はアナリストとして何度もそんな経験をしてきました。

目線の高さを否定するつもりはありませんし、背伸びも大切です。
ただ、リスク管理の高度化を促すはずなのに、行政当局だけが
先に行ってしまい、振り返ったら誰もいなかったというのでは
ちょっと困りますよね。

何だかやや辛口なコメントとなってしまいましたが、
今回の結果概要が日本の保険会社におけるERMの現状をうかがう
貴重な材料なのは間違いありません。私もいろいろと勉強になりました。

※桂川があふれるなんて、びっくりです。
 被害を受けた皆さまにお見舞い申し上げます。

 

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産経新聞のコメント

 

8月に起きた福知山市の花火大会での爆発事故
(露店が爆発し、多数の死傷者が出ました)
の関係で取材を受け、コメントが掲載されました。
産経新聞のHPへ

念のためコメント部分だけ引用します。

 「損保業界に詳しい保険アナリストの植村信保さんは
  『大規模なイベントなどでは、万が一の事態に備えるため
  積極的に保険を活用するべきだ』と指摘。保険会社に対しても
  『リスクの見積もりが難しいかもしれないが、こうしたケースでこそ
  力を発揮することが求められている』としている」

本件に関しては、直接の加害者である露天商や同業組合に
賠償金を支払う資力がなく、イベントの主催者である実行委員会が
どこまで責任を負うべきかによって補償額も変わってくるとみられ、
決着まで時間がかかるかもしれません。

また、自然災害リスクとは違い、こうした賠償責任のリスクには
確立されたモデルがないとのことで、損害保険会社が引き受けに
慎重となるのも十分理解できます。

それでも、保険が実力を最も発揮する局面は、個人や企業では
備えることのできない低頻度・高損害のリスクだと思うのですね。

ですから、このようなコメントを出させていただきました。

※普通の地方鉄道だと思っていたら、路面電車になってびっくり。
 京福電鉄(嵐電)です。

 

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金融モニタリング基本方針

 

4日に「ERMヒアリングの実施とその結果概要について」、
6日に「平成25年度 金融モニタリング基本方針」と、
金融庁HPが盛り上がっています。

今回は「金融モニタリング基本方針」についての印象を。
金融庁HPへ

もともと金融庁のモニタリングはオンサイト(=立入検査)と
オフサイト(=監督による情報収集)から成っていて、
「オン・オフ一体」「両局の協働」がうたわれてきました。
ですから、今回もその延長線上にあると見ることができます。

ただ、今回の金融モニタリング基本方針をみると、
担当検査官と専門チームが実施する「水平的レビュー」
(大手生損保も対象です)では、確認票に基づく指摘を行わず、
検査結果を踏まえた監督局による報告徴求も実施しないとか。

「模擬金融庁検査」を実施した某銀行には気の毒^^ですが、
従来の立入検査とはかなりテイストが異なりますね。
検査局がオフサイト・モニタリングを手がけるように読めます。

他方、同じ日に「平成25年度 監督方針」も公表されていて、
こちらは前年度から大きく変わっていません。

保険会社等向け監督方針をみると、重点分野の1つには
今事務年度も「リスク管理の高度化の促進」とあり、

「高度化促進に当たっては、保険会社によるリスク管理態勢
 に関する自己評価やERMヒアリング等の実施により(後略)」

とのこと。金融モニタリング基本方針の「水平的レビュー」の
検証項目にも「統合的リスク管理及び資産運用」とあるので、
両者の関係がどうなっているのか気になるところです。

横断的な分析は有益ですが、広く浅くで終わってしまったら、
これまでよりも問題把握が遅れてしまうこともありえます。
個別テーマについてどこまで深掘りできるかどうか
(さらに言えば、個別テーマをどう設定するか、でしょうね)。

今回の新たな試みに注目しましょう。

※京都は町のあちこちに歴史の痕跡が残っていますね(写真)

 

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