今週の週刊金融財政事情の巻末コラムはなかなか辛口でした。
「生保は逆ザヤを生んだ経営を繰り返すな」というタイトルです。
金融界有識者が執筆しているとありますが、私ではありません^^
主なポイントを引用させてもらいます。
・かつて逆ザヤを生むに至った生命保険会社各社の経営体質は、
まだ安心とはいえそうにない。
・(逆ザヤを生んだ)背景には、運用やリスク管理よりも保険の販売を
優先する、生保経営の「量への偏重」があったが、この生保の体質は
治っていないように思われる。
・たとえば、年金基金向けには、現下の短期金利がほぼゼロで
長期国債の利回りでも0.6%程度の環境にあって、0.75%ないし
1.0%といった利回りを保証して一般勘定の運用を引き受けるような、
金融常識が欠如した営業行動を制御できていない。
・残念なことに、経営者の無能リスクをカバーする保険はないので、
金融機関であることの自覚と常識をもってしっかり経営してもらいたい。
いかがでしょうか。
※写真は丸の内のイルミネーションです。