九州つながり

九州は日本で3番目に大きな島とはいえ、それほど広いイメージはありませんよね。私も福岡に来るまではそう思っていました。
確かに新幹線を使えば、1か所を除き、どの県庁所在地にも2時間以内で着くことができます。

博多⇒佐賀:約40分
博多⇒長崎:約1時間30分
博多⇒熊本:約30分
博多⇒大分:約1時間40分
博多⇒鹿児島:約1時間20分

ところが1か所だけ、九州の広さを感じさせるところがありまして、それは宮崎です。
博多から宮崎までは、最速でも3時間20分(新幹線&高速バス)かかります。ちなみに、日本一長い距離を走る特急(夜行を除く)は、博多と宮崎空港を結ぶ「にちりんシーガイア」で、413kmを5時間以上かけて走るそうです。こんど乗ってみようかな。

先週、地震の数日前に宮崎に行く機会がありまして、飛行機で行きました。福岡-宮崎便は1日10往復以上あって、わずか45分で着いてしまいます(空港の混雑で実際には1時間以上かかりましたが)。私が乗ったANA便はプロペラ機でした。

このように福岡からの時間距離が遠い宮崎ですが、直近の国政調査(2020年)で宮崎県の転入元・転出先を調べてみると、福岡とのつながりは強く、特に若い人が福岡に転出していると思われます。

<転入元>
鹿児島県:8,759人
福岡県 :8,364人
東京都 :4,541人

<転出先>
福岡県 :14,696人
鹿児島県:8,134人
東京都 :7,226人

<転入・転出超過数>
福岡県 :6,332人
東京都 :2,685人
神奈川県:1,133人

ちなみに『福岡大学学園通信』第73号(2022年4月)の「全国から集まる福大生」によると、宮崎県出身の福大生は九州のなかでは最も少なかったとはいえ、多くの出身者がいます。
時間距離は遠くても、同じ九州という意識が強いのかもしれませんね。

※いつものように個人的なコメントということでお願いします。

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