三菱総研と大学生協・共済連による書籍です。
2011年2月に出た「大学生がダマされる50の危険」に
最新の情報を加えたパワーアップ版とのことで、
大学生の息子がいることもあり、目を通してみました。
第1章「大学生が狙われる、いまどきの危険」には、
次の9項目が取り上げられています。
①新入生勧誘に見せかけた罠
②SNSのトラブル
③ネット炎上
④ストーカー
⑤校則違反
⑥飲酒・アルコール中毒
⑦自転車事故
⑧新手のキャッチセールス
⑨迷惑行為
私の学生時代はいわゆるバブル期なので、
もう四半世紀も前のことですが、①の宗教勧誘や、
⑥の飲酒、⑨の迷惑行為などは、当時も同じですね。
他方、SNSのトラブルやネット炎上といった、
携帯やスマホの普及に伴う危険が挙げられています。
ストーカー被害や自転車事故(=加害者になる危険)
などもあり、時代の流れを感じます。
2011年版と比べても、「アカウント乗っ取り」
「ネットゲーム」「スマホ(のアプリ)」「ネット依存症」
といった危険が新たにリストアップされていて、
ここ数年のスマホやタブレットの普及を反映しているのでしょう。
ちなみに、本書で取り上げられた50の危険は
どのような基準で選ばれたのでしょうね。
「就職活動」「社会に出る前に」といったものもあるので、
50の危険はあくまで例示なのだとは思います。
ただ、次に改訂版が出るときは、危険を防ぐポイントに加え、
発生する頻度と、発生した時の損失をイメージできる
手掛かりがあるといいですね...なかなか難しそうですが。
※写真は御茶ノ水を代表する二つの橋です。
電車の写真にしか見えないかもしれませんね^^