生保の4-12月期決算発表がもうすぐピークを迎えます。
手掛かりとして生命保険協会が公表している
月次統計(11月)を見ると、総資産が増えないなかで、
生保が国債投資を増やしているのが目立ちます。
投資家別売買高を確認しても、生保・損保が一貫して
国債を買い越しているのがわかります。
その多くは超長期債です。
では、生保はどの資産から国債にシフトしているのでしょうか。
昨年3月末は現預金が膨らんでおり(震災の影響?)、
まずはここからのシフトが考えられます。
貸付金や外国証券の残高も減っています。
貸付金は資金需要の弱さ、外国証券は円高のほか、
海外金利の低下でヘッジ外債が減っているのかもしれません。
外国証券の減少は昨年度とは異なる動きですね。
なお、国内株式も減っているのですが、株価の推移を考えると
売却よりも時価下落の影響が大きいかもしれません。
決算発表前でもこんな分析ができますよ、というお話でした。
※写真は横浜・中華街です。週末はいつ行っても混んでますね。