恥ずかしながらインフルエンザにかかってしまい、
ブログを更新できないまま、2月になってしまいました。
ようやく通常の生活に戻れます。
法人税率の引き下げが決まり、業績予想の下方修正が
保険会社でも数社で発表されていますね。
税率が下がった分だけ繰延税金資産を取り崩すため、
当期純利益が一時的に減る要因となります。
31日の日経によると、大手生保の「損失額」は
次の通りだそうです。
日本生命 = 1800億円程度、
第一生命 = 700~900億円
住友生命 = 約450億円
明治安田 = 約900億円
このこと自体は極めてテクニカルな話で、
減益だからどうということはないと思います。
ただ、そもそもこのようなことが起こるのは、
バランスシートに繰延税金資産が計上されているからですよね。
すなわち、繰延税金資産の分だけ純資産が大きくなっている
とも言えます(それが税効果会計と言われればそれまでですが)。
保険会社の繰延税金資産は各種準備金の有税繰り入れ
によるものが多く、銀行とは異なります。
ただ、銀行の自己資本規制では、繰延税金資産の算入に
かなり制約があることは、知っておいたほうがいいのかもしれません。
※写真は高知の面白い駅名、「ごめん」と「和食」です。