開催中に大震災に見舞われ、やむなく中断した
日本保険・年金リスク学会(JARIP)主催のフォーラム
「ソルベンシーⅡと保険会社のERM」ですが、
2カ月たって再度開催することができました(23日)。
今回私はパネリストのほか、恥ずかしながら基調講演を務めました。
パネリストの顔ぶれは、明治大学の松山直樹さんを除けば
週刊金融財政事情の誌上座談会と同じです。
もともとはリアルな座談会の後、誌上座談会に突入する予定でしたが、
これは仕方がありません。
モデレータの森本祐司さんが挙げた論点を再度ご紹介しましょう。
1.ソルベンシーⅡ、特に経済価値ベースの評価を基準にした
自己資本比率規制が、保険会社のERMにどのような影響を
与えると考えるか。
2.経済価値ベースの規制の導入=保険会社ERMの進展と
なるのか?懸念点はないか?
3.ERMのサクセスファクター/望ましいERMの実現に向けて
優先的に実施すべきは?
私以外のパネリストの皆さんは、実際に保険会社のなかで
ERMを実践している、あるいは実践してきたかたなので、
体験に基づいた話は大変参考になります。
水を飲む気のない馬に、水を飲ませることはできません。
飲む気にさせるにはどうしたらいいか。
いろいろな方法を考えていく必要がありそうです。
ご参考までに、本日(24日)こちらが公表となりましたので、
リンクしておきます。 → 金融庁のHPへ
※あくまで個人的なコメントということでお願いします。