10. 出張報告

台湾と横浜で感じたこと

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前回、前々回のブログでご紹介したように、台湾と横浜で
保険業界の皆さんの前でスピーチする機会がありました。

これは保険業界に限った話ではないと思うのですが、
台湾に比べて日本が変だと感じることが二つありました。

まず、日本では参加者に女性が極端に少ないことです。
今回の台湾のセミナーでは、ほぼ半数が女性でした。
100カ国以上でスピーチをした経験のあるOさんの話では、
会場が男性ばかりなのは日本と韓国だけとのこと。

台湾でも昔(20年前?)は男性ばかりだったそうです。
日本はどうなるでしょうか。人口が減少トレンドに入ったこともあり、
さすがにこのままではまずいと思います。
個々の企業の取り組みも大切ですが、まずは政策の問題でしょう。

もう一つは質問の少なさです。
台湾のセミナーでは質疑応答だけで合計1時間にもなりました。
なかには自分のコメントをしておしまい、というのもあったものの、
会場に100人の参加者がいても、物怖じせず手が挙がります。

横浜のオープンセミナーでは会場からの質問を受け付けなかったので
参考になりませんが、一般に日本では質問が少ないですね。
参加者が100人ともなると、ほとんど質問が出ません。

先に紹介したOさんも、
「海外では1時間あったら、そのうち質問に30分必要」
と話していました。その彼も日本では、
「1時間のスピーチでは最後に5分だけ質問の時間を取ればいい」
とかつて上司から指導されたとか。

私の場合、そこまで質問が少ないスピーチはあまりないとはいえ、
質問が多すぎて困ったという経験も滅多にありません。
日本人の国民性と言えばそれまでですが、
このような公の場ではもっと自己主張してもいいように思いますね
(そうではない場での自己主張は増えているような気もしますが…)。

※写真は台湾の大手生保(国泰、新光)の本社ビルです

 

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台湾でスピーチ

台湾(台北)で保険業界向けセミナーの講師を務めました。
テーマは「金融危機と生保業界」です。

9時から16時という時間設定だったのでやや不安だったのですが、
通訳が入ることもあり、時間が余って困ることはありませんでした。

質疑応答も1時間です。会場から次々に質問の手が上がります。
主な質問としては、
・為替リスクに対し、台湾では準備金を設定することで
 ヘッジコストを節約しようと考えているが、どう思うか。
・日本でも外資系生保の事業売却が起こっているか
 (台湾ではINGなど外資の撤退が目立ちます)。
・日本の死差益はなぜ大きいのか。
などなど。

質問ではありませんが、
・破綻リスクを高める内的要因として「経営者に関するもの」が重要とのことだが、
 ぜひ台湾生保の経営者に直接話してほしい。
というコメントもあり、会場から拍手が起こりました。

台湾は政治的に難しい立場にあるため、経営者に長期的視点が乏しいとのこと。
とにかく短期間で利益を上げようとする経営者が多いのだそうです。
万一の際はいつでも海外に逃げられるように準備しているとか。
このようななかでリスク管理の実効性を高めるには工夫が必要でしょうね。

ちなみに、拙著「経営なき破綻 平成生保危機の真実」の中国語訳を
ぜひ出してほしいという、うれしいコメントもありました。
サクラではありません^^

※写真は懇親会の会場にあったポスターです

 

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沖縄だより

今回は空き時間を利用して首里城へ行きました。
1715年にできた建物が戦前まで残っていたのですが、
日本軍の司令部が置かれたこともあり、沖縄戦で焼失。
今の建物は1992年に復元されたものです。

沖縄を中心に地図を見ると、日本や中国、東南アジアとの位置関係から
かつて中継貿易で栄えた理由がよくわかります。
同時に米軍が重要な拠点としている理由もよくわかります。

金融危機の影響で観光客(特に団体)がやや減っているようですが、
今のところ沖縄経済はそれほど打撃を受けていないようです。
本土とは産業構造がかなり異なるためなのでしょう。

 

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確認は大事ですね

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週末に奈良を1時間ほど散歩する機会がありました。
シーズンオフで人が少なく、すごく静かでした。

新薬師寺には今回初めて行きました。
ここには奈良時代の本堂と十二神将があります。
1200年以上も前のものが残っているなんて、言葉もありません。

その本堂の壁にステンドガラスがあったので、
正倉院の連想(当時のガラスがあります)から
これも当時のものかと聞いてみると、
「ああ、あれは数年前に作ったものですよ。
 国宝なので作るときにいろいろ話をしたみたいですが」
とのことでした。

このシーズン限定の「鹿寄せ」も初めて観ました。
愛護会の人がホルンを吹くと、たくさんの鹿が走ってきます
(エサのドングリをもらえるのです)。

冬だけの行事なので、エサが少ない時期だからかと思いきや、
「この時期は観光客が少ないので、奈良市に頼まれているのです」
「シカは草を食べるので、冬でもエサは大丈夫ですよ」
とのお話。個人でもお願いすればやってもらえるそうです(2万円)。

いやいや、自分の思い込みだけで判断してはダメなんですね^^

 

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米国出張(その3)

あっという間に1週間がたってしまいました。
特に今回は違う町でも1泊したので、結構あわただしい出張でした。

こちらに来てみて、やはり普通の状態ではないことがわかりました。
金融市場は「疑心暗鬼」「恐怖が恐怖を呼ぶ」といった感じです。

たとえ保有資産が高格付けの債券ばかりの保険会社でも、
信用スプレッドの拡大が高格付け債券にも及んでいるため、
決算では多額の評価損(または含み損)が発生してしまいます。
相場の本格的な下げは10月以降なので、12月決算がちょっと怖いです。

 

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米国出張(その2)

金融危機の震源地に来て感じたのですが、
ようやくいま危機対応をやっている最中(それも模索しながら)
だということです。

だから方針もどんどん変わります。
当初は不良資産買い取りのためだった公的資金が
大手銀行・証券の資本注入に使われ、その後買い取りはなくなり、
さらに非上場の金融機関にまで資本を注入するという話になりました
(もっとも、どこに入れてどこに入れないかは不明)。

10年前の日本の当局は、生保は金融システムに大きな影響がない
と判断したのに対し、こちらではAIGだけではなく、少なくとも大手生保は
破綻したら金融システムへの影響が大きいと見ているようで、
とても興味深いです。

 

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NYは寒いです

出張でNYにいます。1年に2回も来たのは初めてです。

外を歩いても金融危機だなんてわかりませんが、
テレビでは「ビッグ3に税金を入れるべきかどうか」
「オバマ政権が誕生する1月までをどう乗りきるか」
といった報道番組が目立ちます。まあ、日曜ですからね。

観光客の多さは相変わらずです。

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