金融学会の春季大会に参加

 

この週末は日本金融学会の春季大会に参加し、
大塚忠義先生(早大)の報告の討論者を務めました。
生保の健全性規制のあり方をテーマにしたもので、
私にとっても規制を考えるいい機会になりました。
日本金融学会のサイトへ

同じ時間に「中央銀行パネル」があり、原田泰さんや
河野龍太郎さん、早川英男さんが登場するとあって、
会場が変更になるほどの人気だったようです。

特別講演では金融庁の細溝清史長官が登場。
「最近の金融行政について」という演題で、
金融庁の主な取り組みの紹介がありました。

近年の国際的な金融規制改革(主に銀行)について、
細溝長官はかつての日本の銀行危機の経験から、
「英米独はもっと冷静になってほしい」
と強調していたのが私には印象的でした
(講演レジュメが学会サイトに公表される予定とのことです)。

その日本の銀行ですが、メガバンクの決算が出そろいました。
3メガともに銀行単体(あるいは銀行+信託銀行)では
国内業務粗利益のうち、資金利益が減少しています。

国際事業のウエートが高いMUFGの場合、
業務粗利益の内外逆転も近いのではないでしょうか。

※写真は会場の東京経済大学です。

※いつものように個人的なコメントということでお願いします。

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