資金循環統計(2014年第4四半期速報)の参考図表には
興味深い情報がいろいろ載っていますので、ご紹介です。
日本銀行のサイトへ
最も注目されたのは、個人金融資産が1694兆円と
過去最高を更新したことかもしれません。
資金の流入(主に投信)と時価上昇(株式と投信)で、
9月末と比べて40兆円増加しました。
「部門別の資金過不足」の推移もあります。
資金余剰主体である家計が、資金不足の一般政府を
賄っているという構図に変化はありません。
ただ、資金余剰が続いていた民間非金融法人企業が
この四半期は資金不足となっていました。
今後のトレンドに注目です。
「国債等の保有者別内訳」にも注目しましょう。
中央銀行(=日銀)の構成比が25%となりました。
異次元緩和を続けているので当然の動きですが、
現在の政策が続くかぎり、構成比は一段と高まります。
なお、「日銀が国債をどこまで買えるか」というタイトルの
面白い記事を見つけましたので、ご参考まで。
※久しぶりにつくしを摘みました。春ですね。