1990年代後半から2000年代初頭にかけて起きた
中堅生保の相次ぐ経営破綻を扱った拙著
「経営なき破綻 平成生保危機の真実」
の英訳版が誕生しました。
海外で自分の研究内容について紹介した際などに、
しばしば「論文の英語版はないの?」という問い合わせを
いただいていたこともあり、大変ありがたく思っています。
中堅生保の相次ぐ経営破綻には、バブル崩壊後の
日本の厳しい経済環境が影響したことは否定できません。
しかし、個別事例を詳細に検証した結果、破綻に至るには
ビジネスモデルや経営者、経営組織といった会社固有の
内的要因が重要な意味を持っていたことが浮き彫りになりました。
おそらくこれは日本の生保業界に特有の話ではなく、
海外でも参考になる普遍的なものを含んでいると思います。
ご関心のあるかたは、公益財団法人アジア生命保険振興センター
までお問い合わせ下さい。
※写真の水上マーケットはAmphawa(アムパワー)です。
運河に面して発達した町で、いまは地元で人気の観光地とか。
バンコクから車で2時間くらいでした。