有楽町西武の閉店が話題になっています。
有楽町マリオンの登場は当時の銀座・有楽町界隈の
雰囲気を変えたと思いますし、待ち合わせ場所としては
超有名スポットだけに、閉店が話題になるのも無理はありません。
開業から今まで一度も黒字になったことがなかったそうですが、
考えてみれば、私もマリオンで待ち合わせをしたり、
映画を観たりはしても、西武で買い物した記憶は全くありません^^
ところで、この件を扱った日経流通新聞のコラム
「マーケティングの『非・常識』」(2/5)はなかなか面白かったです。
「百貨店はリスクを背負わない。売れ残ったら、
問屋さんに返品すればいい業態」
「百貨店の人は百貨店以外にいいビジネスはないと思い込んでいる」
「(これらがネックとなり)脱百貨店をはかることができない」
このような説得力のある見立てをしているのが、
かつてグループを率いた堤清二氏(筆名は辻井喬氏)
というのを興味深く感じました。
つまり、有楽町西武だけの問題ではないということです。
かつて成功した業態がビジネスモデルや体質を変えるのは
そう簡単ではないということなのでしょう。
※写真は丸の内仲通りの夜景です。
丸の内は新しい建物が次々にできていますね。