通販型自動車保険が登場して20年という
産経新聞の記事にコメントが載りました。
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「(今後の市場動向について)ゆるやかに
増加する傾向は今後も続くだろう。ただ、
インシュアテックの技術が進めば、ビッグ
データなどを活用し、個人に合わせた
個別性の高いサービスや保険が生まれる
ことも考えられる」
「(インシュアテックの進展とともに)通販型
保険の市場は今後、大化けする可能性が
ある」
というものです。
通販型自動車保険の象徴的な存在だった
アメリカンホーム保険は撤退したとはいえ、
8%弱のシェアということは、全体の25%を
企業向けとすると、個人向け自動車保険の
約1割が通販型ということになりますね。
コメント最後の「大化けする」という表現を
私は使っていないのですが、それはともかく、
例えば、シェアリングエコノミーの進展により
自動車が所有するものから利用するものに
変わっていった場合、保険は利用するつど
加入するのであれば、利用手続きとセットで
手当てするのが便利だと思います。
この例だけ見ても、インシュアテックというか
技術革新と、技術革新に伴う社会の変化が
従来の保険ビジネスを大きく変える可能性は
あると言えるでしょう。
また、9月29日の日経が取り上げた衆安保険
(中国のインシュアテック企業として知られる)
は、株主であるアリババのネット通販を通じ、
商品返送費用を補償する保険などを提供し、
急成長しています。
中国の、しかも自動車保険以外の動きでは
ありますが、こちらも興味深い事例です。
※地元・大倉山のお祭りでした。