代理店統計を確認しようとインシュアランス生命保険統計号を見ると、巻末に「年齢階層別・男女別統計表」が載っているのに気が付きました(2016年から載っていたようです ^^;)。元データは生命保険協会の統計みたいですね。
生命保険の加入者は、どちらかと言えば男性のほうが多いというイメージですが、過去5年の個人保険・新契約件数の男女比は概ね半々でした。
年度 男性の割合
2015年度 49.6%
2016年度 49.8%
2017年度 49.9%
2018年度 50.8%
2019年度 51.9%
生命保険協会の統計を20年前までさかのぼると、2008年度までは新契約件数の53~56%を男性が占めていました。その後女性の割合が高まったのは、統計にかんぽ生命が加わったことのほか、銀行窓販の終身保険や、医療・がん保険の販売が影響していると考えられます。足元で男性の割合が高まっているのは、かんぽ生命の営業自粛が効いているのかもしれません。
統計表には新契約高(保険金額ベース)も載っていて、こちらは男性が67.2%を占めています(2019年度)。新契約高は死亡保障を中心とした指標なので、主に20代から40代の男性が遺族のために保障を買っているという構図は今でも続いているとうかがえます。
年齢階層別データを合わせて見ると、女性は60代以降の層が生命保険を最も購入しているようです(件数ベース)。先に挙げた「かんぽ生命」「銀行窓販の終身保険」「医療・がん保険」のいずれも、販売の中心は高齢女性となっているのでしょう。
※来週から賑やかなキャンパスが戻ってきます。