長期金利の低下

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サッカー日本代表の活躍に気を取られているうちに
金融市場が大変なことになっています。

とりわけ10年国債利回りは1.08%と7年ぶりの低水準です。
20年債も1.8%、30年債も1.9%割れという水準に下がっています。

資産・負債のフル・マッチングをしていない生保にとって、
長期金利の低下は深刻です。
単年度の決算では運用利回りの低下としか表れませんが、
会社の価値には大きなダメージとなります。

会社価値の参考としてEV(エンベディッド・バリュー)を
開示している第一生命や大同生命の金利感応度を見ると、
リスクフリーレートが50bp下がると、第一生命のEVは2.8→2.4兆円、
大同生命は0.8→0.7兆円と、いずれも大きく減ることがわかります
(2010/3末時点の分析結果による)。
両社とも株式・不動産価値の10%下落よりも、影響が大きいのです。

どうしてもEVを開示している会社が目立ってしまいがちですが、
開示していない国内系生保も状況は概ね似たようなものと思われます。
日本の生保にとって厳しい経営環境です。

※毎度のことながら、コメントは個人的なものです
 (そのように書かない時も含めて)。ご理解下さい。

※写真は箱根です。アジサイを見に行ったところ、
 今年は天候不順でいまいちでした。
 代わりに(?)温泉に入ってきました^^

※いつものように個人的なコメントということでお願いします。

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