先日あるカード会社からDM(ダイレクトメール)が来ました。
お得なキャンペーン実施中!
今ならギフトカード1万円分が当たるチャンス!
とあり、カードの賢い支払い術を指南するとのこと。
中面を見ると、リボ払い・分割払いの勧誘でした。
今月の支払いに不安を感じたAさんに対し、
助っ人が「リボ払い・分割払いへの変更」を伝授し、
Aさんの不安が解消されるというストーリー。
ただ、支払い方法をリボ払い・分割払いに変更すると、
当然ながら手数料(利息)が発生しますよね
(私の場合、リボ払いだと実質年率15%かかるはず)。
そんなことは裏面にいかないと書いてありませんし、
説明文の字が小さく、かつ、私にはわかりにくかったです。
このような勧誘がカード業界では行われているんだなあと
思いつつ、せっかくなのでDMを大学生の息子に見せ、
金利やリボ払い、カード会社の収益源について解説しました
(ちゃんと聞いていたかどうかは疑問ですが...)。
もっとも、カード会社がリボ払いなどの普及に務めているとはいえ、
調べてみると、依然としてカード支払い方法の90%以上は
利息のかからない非割賦方式(一括払い、ボーナス払いなど)
なのですね。
割賦方式(リボ払い・分割払い)も伸びてはいるものの、
むしろ非割賦方式のほうがより伸びているようです。
さらに改めてわかったことは、そもそも日本ではいまだに、
個人消費に占める決済手段の5割以上が現金だということ。
クレジットカードは全体の13%を占めるにすぎません
(クレディセゾンのIR資料から引用。データは2012年)。
米国と違い、一括払いが中心で利息が発生しないので、
日本のカード会社は加盟店手数料を下げられず、
その結果、加盟店が増えず、カード利用の裾野が広がらない...
あるいは、日銀券への信認の厚さもあるのかもしれませんし、
文化的な要素もありそうです。例えば、結婚式など冠婚葬祭には
現金を持っていきますよね。
とはいえ、今年からパスモをオートチャージにして以降、
個人的には現金を使う機会をかなり減らしています。
例えば5000円以上の支払いはクレジットカードを使い、
小口の買い物は、パスモが使えればそれで決済。
年々増えているネット通販も、決済はカードが中心です。
カード会社にとって悪いお客さんではないと思うのですが^^
※私の父と娘の誕生会をしました♪