全国銀行協会が保険窓販に関する調査結果を
公表しています(15日)。
全銀協のサイトへ
この調査は、銀行窓販に関する消費者の認知度や
利用状況を把握するためのもので、全銀協が毎年
実施しています。
調査のなかに、「各チャネルのポジティブ・イメージ」
というものがあり、こんな結果が示されていました。
Q:保険商品に加入する窓口として、それぞれあなたは
どのようなイメージをお持ちですか(複数回答)
<銀行>
1.信頼できる 33.0%
2.金融全般に関する知識がある 32.6%
3.店舗が近くにあり、便利 32.6%
( 複数の保険会社の商品から選ぶことできる 15.1%)
( 親しみやすい、相談しやすい 12.8%)
( 保険について詳しく説明してもらえる 12.2%)
( 保険の知識がある 8.3%)
<保険会社の営業職員>
1.保険について詳しく説明してもらえる 42.0%
2.保険の知識がある 40.1%
3.自宅や職場まで営業職員が来てくれて便利 39.8%
4.親しみやすい、相談しやすい 36.6%
5.信頼できる 32.4%
( 複数の保険会社の商品から選ぶことできる 6.4%)
<保険代理店の窓口・営業職員>
1.保険について詳しく説明してもらえる 34.6%
2.保険の知識がある 31.4%
3.複数の保険会社の商品から選ぶことできる 30.8%
( 信頼できる 23.7%)
( 親しみやすい、相談しやすい 20.6%)
あくまでこの調査の結果によるものではありますが、
銀行は保険について専門的なイメージを持たれていない
ということに加え、複数の保険会社の商品から選ぶことが
できるとは、それほど思われていないことがうかがえます。
直近加入チャネルの調査では、銀行経由の加入が
徐々に増えていることが示されています。
これは生命保険文化センターの行っている
全国実態調査と同じ傾向です。
もっとも、本調査は電通グループによるインターネット調査で、
20~69歳の男女一般生活者が対象ということなので、
生命保険文化センター(二人以上世帯の一般調査。訪問回収法)
とは母集団の属性がやや異なるのかもしれません。
例えば、加入チャネルの調査(生命保険)では、
保険会社の営業職員=46.4%
保険代理店=17.9%
保険会社の通信販売=15.6%
銀行=5.0%
損害保険(自動車保険)の加入チャネルでは、
保険会社の営業職員=21.6%
保険代理店=19.1%
保険会社の通信販売=37.3%
銀行=0.6%
など、通信販売のウエートがやや高いように感じます。
<生命保険文化センターの全国実態調査(参考)>
保険会社の営業職員=59.4%
保険代理店=13.7%
保険会社の通信販売=5.6%
銀行=5.3%
※浜離宮庭園の菜の花が満開でした。