今週の週刊金融財政事情(2009.12.21)に拙稿が掲載されています。
「金融危機と保険会社のリスク管理態勢」というタイトルです。
11月の日本アクチュアリー会・年次大会で発表した内容を
銀行と保険のつながりを中心に加筆修正しました。
ご参考までに前文を引用します↓
米AIGの経営危機が金融システムの動揺を招いたように、
日本でも銀行と生保の関係は強く、かつ、以前よりも多面化、
複雑化している。このため銀行だけではなく保険会社のリスク
管理態勢にも十分注意すべきである。
筆者のインタビュー調査によると、リスク管理の実効性は
保険会社によって大きくばらついていた。ある程度機能した
会社では、経営意識の高さ、単一モデルに依存しない体制、
実行可能性の高さといった特徴がうかがえた。
この号には保険関係の論文がもう一つ掲載されています。
タイトルは「金融危機後の国際的な保険監督規制の動向」。
損保協会の前国際部長で、現在はジュネーブ協会アドバイザーの
松下勝男さんによるものです。
最近の規制強化の動きをわかりやすくまとめています。
※銀座で白いプーさんをみつけました。