2009年の総務省人口移動報告によると、
大都市圏への人口集中にブレーキがかかりました。
新聞では名古屋圏(愛知県、岐阜県、三重県)が転入超過から
転出超過になったことを大きく取り上げています。
愛知県では2008年12月~09年2月、7~12月が転出超過となりました。
東京都でも2008年秋から転入超過数の減少が強まり、
2009年後半は転出超過傾向となっているようです。
リーマンショック後の景気低迷の影響を反映しているのでしょう。
ただ、全体的な移動者数が減っているとはいえ、
東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)への人口集中
というトレンドに変化が起きたと言えるかどうか。
2009年に3大都市圏以外で転入超過だったのは
茨城県(実質的に東京圏?)、滋賀県、福岡県、沖縄県だけで、
地方圏での人口流出傾向は変わっていないようです。