6日の保険毎日新聞に書評が載ったので、お知らせ。
「図説 損害保険代理店ビジネスの新潮流」
(株式会社トムソンネット編 金融財政事情研究会)
です。
「日本の損保市場を拡大するには、開拓が遅れている
中堅・中小企業市場に力を入れる必要がある」
「その担い手として、リスク対処のプロである
『日本版独立代理店』が誕生しており、この強みを
活かすべきである」
というのが本書のメッセージです。
企業向け市場を中心に、大規模経営で事業意欲が高く、
リスクマネジメントのプロである日本版独立代理店が
育ち始めていると本書では指摘しており、この新たな潮流には
私も注目したいと思います。
書評では字数の関係もあり、ほとんど触れませんでしたが、
本書のもう一つの特色は、米国の損害保険市場についての
記述が豊富なことです。
米国の保険情報であれば、Best ReviewやNational Underwriter
といった業界紙誌を読むのが一般的だと思います。
しかし、これらはある程度米国の保険市場をわかっていることが
読者の前提となっているので、同じ保険業界といっても、
日本にいる私たちにはピンとこないこともしばしばです。
これに対し、本書は日本の保険業界に通じた筆者が
米国の保険事情について取材したうえで解説しています。
「日本の損害保険会社であれば・・・」といった説明もあって、
参考になりました。
※「専門家による苦痛のない内視鏡検査」というのにひかれて
桜木町まで行ってきました。確かに苦痛はなく、助かりました。