隔月で連載している「inswatch」で、昨年に続き、
今月は損保のディスクロージャー誌を取り上げました。
昨年は、「inswatchではマニアックすぎる」として
取り上げるのを見送った「損害見積り額の推移表」を
今回はさらっと紹介してしまいました(汗)。
今回、字数の関係で取り上げなかったデータが
海外投融資(特に外国公社債)の推移です。
生保は外債投資のウエートが年々高まっていますが、
損保は会社によりバラつきが大きくなっています。
例えば、東京海上の外国公社債(外貨建)は
総資産の2、3%程度で推移しています。
三井住友海上も3%程度ですが、高まる傾向です。
他方、近年の損保ジャパン日本興亜では10%強、
あいおいニッセイ同和では15%程度を占めています。
これらが全てオープン外債ということではありませんし、
3メガ損保ともに海外で保険事業を展開しているので、
そちらでも為替リスクを取っているようなのですが、
こうして比べてみると、戦略の違いが明らかになりますね。
とりわけ、同じグループでもMSIとADIの運用戦略が
大きく異なるのはなかなか興味深いです。
※道東シリーズ。今回はハマナスの花とオホーツク海です。