17(水)、18(木)は日本アクチュアリー会の年次大会でした。
18日は自分の関係するERM委員会主催のプレゼンのほか、
解約返戻金のパネルディスカッションなどにも参加して、
頭が疲れてへとへとになりました^^
数々の発表やパネルのなかで異色だったのは、
「アクチュアリー・キャリアの考察」というパネルでしょう。
(「女性アクチュアリーの視点から」という副題付き)。
あいにくERM委員会主催の発表と重なってしまい
参加はできなかったのですが、発表資料を見たところ、
「女性アクチュアリーに関する現状」に衝撃的なデータがありました
(アクサ生命の谷川香さんによるもの)。
日本アクチュアリー会の会員数(正会員、準会員、研究会員)は
2010年9月末時点で4466人。このうち女性はわずか228人です
(構成比は5.1%)。
正会員はもっと少なく、1255人のうち21人しかいません(同1.7%)。
他の資格の状況を見ると、医師は17.7%、SEは11.5%、
裁判官・検察官・弁護士は10.6%、会計士・税理士は11.1%、
教員は48.4%とのこと。
いずれも5年前のデータなので、今はもっと高いかもしれません。
確かに男ばかりだなあとは思っていましたが、
ここまで女性が少ないとは。
女性の話に限らず、日本の保険会社や信託銀行の経営者は
「多様性」の重要さについて、もっと真面目に考えたほうがいいと思います。
※写真は豊川稲荷のキツネさんたちです。