日本ではあまり大きく報じられていないようですが、
韓国生保最大手のサムスン生命が上場しました。
第一生命とは違い、もともと非上場の株式会社だったものが、
2007年に韓国政府がIPOを認めたことを受けたものです。
時価総額は約1.8兆円と、第一生命(1.6兆円)を上回りました。
気になるEVとの関係ですが、報道によるとEVの1.4倍程度だそうです。
会計や計算の前提が異なるので単純比較はできませんが、
第一生命(0.6倍程度)とはずいぶん違いますね。
ロイターの記事に載っていた投資家のコメントには、
「韓国の生保市場は日本ほど成熟しておらず、中国ほど成長性はないため、
この程度のEV倍率は理解できる」
とありました。
それが正しいかどうかはともかく、外国人投資家は当然のように
第一生命とサムスン生命を比べて評価しているのでしょうね。