保険募集規制改革の政府令・監督指針に関する
パブリックコメントの結果が公表されましたね。
「72の個人及び団体より延べ649件のコメント」だそうで、
コメントの概要及びそれに対する金融庁の考え方を
取りまとめた「別紙1」はなんと245ページもあります。
担当のかたはさぞ大変だったことでしょう。
パブコメの結果は後でゆっくり読むことにして、
保険会社のガバナンスに関する資料を見つけたので
ご紹介します。日銀のサイトへ
4月に開かれた金融高度化センター主催のセミナーでは、
主に銀行のガバナンスをテーマにしたいくつかの講演や
パネルディスカッションが行われたようです。
最近になって「パネルディスカッションの模様」が公表され、
金融庁の遠藤検査局長のコメントが載っていました。
そこでは取締役会に関する分析結果が紹介されていて、
保険会社に関しては、
「1年前は、正直なところ、取締役会は『厳粛な会議の場』
ということで、あまり活発な議論が行われていない社も
ありました。フォローアップを続けてきましたが、最近では、
取締役会の運営はドラスティックに変わったという印象を
受けています」
なのだそうです。
「3メガバンク、大手生損保、そして、いくつかの地域銀行と
ガバナンス態勢に関する議論を行いました。具体的には、
取締役会、監査役会、内部監査、外部監査に関する現状と
課題について議論をさせていただき、比較分析を行いました」
とあるので、ここでの「保険会社」とは大手生損保なのでしょう。
おそらく昨年に続き6月頃に公表されるであろうレポートで、
ガバナンスに関する分析結果が示されるのではないでしょうか。
※写真は人気の武蔵小杉です。