この夏は執筆ものに追われていまして、確認のためにいろいろと調べることが多いです。
つい先日には保険産業の規模をつかむ一環として、保険業の就業者数を調べました。総務省統計局の経済センサス-活動調査という統計があり、2016年6月時点で668,466人と出ています。
内訳は生命保険業が361,623人、損害保険業が113,019人、保険媒介代理業が143,966人などです。
他方で、生命保険の募集従事者(営業職員と代理店使用人数)は約120万人、損害保険の募集従事者数は約200万人です(資料は「生命保険の動向」「日本の損害保険-ファクトブック」)。
経済センサスと募集従事者の差は、前者が主として保険業に従事している人なのに対し、後者は募集人として届出をしている人なので、銀行などの金融機関や自動車関連(ディーラーや整備工場)、不動産業などの副業代理店の募集人が数値を押し上げているのでしょう。
参考までに経済センサスによると、銀行業444,342人、協同組織金融業189,647人、郵便局286,945人、自動車小売業571,123人、自動車整備業243,301人、不動産業取引業323,508人、不動産賃貸業・管理業845,185人、税理士事務所140,283人でした。
生保の約120万人と損保の約200万人はかなり重複していると考えられるので、仕事として保険産業に関わっている人は300万人には達していないのでしょう。重複度合いを調べるのは難しいですが…とはいえ仕事として保険に関わっている人の数は結構多いと言えるのではないでしょうか。
なお、共済事業に関わっている人(JAや生協など)を含めると、数値はさらに膨らみますね。
※訪問の目的が胃カメラ検査というのがちょっと寂しい気もします。横浜ランドマークタワーです。