4/26(日)の日経ヴェリタスにコメントが載りました。
株式保有にジレンマという記事の中で、
「(保険契約者に保険金を確実に支払うという視点から、)
経営体力以上に価格変動リスクが高い株式を保有するのは疑問」
というものです。
当たり前ではないかというお叱りを受けそうですが、
次のようなコメントを要約したものとしてご覧下さい。
・生保は予定利率を保証しており、このような固定金利の負債には
固定金利の資産を持つのが基本。株式では負債の金利リスクに対応できない。
・生保は資産と負債の金利変動リスクと株式保有リスクを抱えている。
経営体力とのバランスを考えると、二つのリスクを今のまま抱え続けるのは困難。
・自己資本運用のうち一部(全部ではない)を株式で運用するのは理解できる。
記事の言う「ジレンマ」とは、株式を持つと価格下落リスクがある一方、
持たなければ運用競争で負ける恐れがあるというもの。
私は、運用競争よりも健全性の確保が先だと思うのですが…