サッカーではなく野球の話題です。
10(木)日経のスポーツ面に、野球評論家の豊田泰光さん
(西鉄出身だそうですが、さすがに現役時代は知りません)の
「セ・リーグ 深刻な球団格差」というコラムが載りました。
キモの部分を引用すると、
「セ・パ交流戦はみんなうすうす感じてはいるけど
口にしてこなかった懐疑を、明るみのもとにさらした。
巨人、阪神、中日が、ひごろ下位相手に積み重ねている
勝ち星の価値はいかほどのものか、という懐疑を。」
「セの上位は『ルールにのっとって補強している』というだろうが、
興業として成り立たなければ元も子もない。
オーナーたちで緊急ミーティングを開いてはいかがか。
それくらい事態は切迫している。」
横浜市民ということもあり、何となく昔から横浜ベイスターズ
(私が小学生のころは横浜大洋ホエールズでした)に親しみが
あるとはいえ、さすがに毎年これだけ弱いとげんなりです。
5月にはもう、上位と大差がついてしまうのですから。
しかも、ちょっと活躍した選手はすぐ他球団に移ってしまいます。
今年は横浜だけではなく、下位3球団が沈んでいます。
交流戦の結果(10日まで)は、横浜が5勝16敗、
ヤクルトが6勝13敗、広島が8勝12敗です。
横浜は今日(12日)も負けたので、これで何と8連敗!
豊田さんはヤクルトと広島の試合をみて、
「とても日本プロ野球の“メジャー”同士の戦いにはみえなかった」
と率直に書いています。
米メジャーリーグという手強い相手がいるなかで、
日本プロ野球としての戦略を持たないまま運営してきた
(少なくとも私にはそう見えます)のですから、
今日の事態は起こるべくして起きたと言えそうです。