再保険業界で「世界五大危険」といえば、
・米国のハリケーン
・米国カリフォルニアの地震
・欧州の冬の嵐
・日本の地震
・日本の台風
この5つだそうです。なんと日本が2つも入っています。
過去10年間の日本の損保の出再保険収支は、
受取再保険金が多かった2004年を除いて、
常に大幅赤字となっています。
五大危険のうち二つもあるのだから仕方がないのか、
それとも再保険会社を儲けさせすぎなのか、
果たしてどちらなのでしょうか?
なお、ここでいう「危険」は保険損害額です。
犠牲者数ではありません。
スイス再保険の資料(シグマ)によると、
過去40年間に発生した災害の犠牲者数ワースト3は
1.バングラデシュの風水災害(1970年)
2.中国の地震(1976年)
3.インド洋の地震&大津波(2004年)
でした。
他方、高額保険損害額の上位5件はすべて米国です
(ハリケーン・カトリーナ、アンドリュー、WTCなど)。
上位20件になると、日本の台風が2つ、欧州が5つ入ります。
先進国と新興国・途上国の違いがはっきり表れていますね。
※左はラゾーナ川崎、右はキュービックプラザ新横浜のツリーです。