先日、ある会合で金融庁幹部のかたが、
「10年後に大きく変わっている保険ビジネスは?」
という問いかけをしていました。
なんだかRINGの会のオープンセミナーみたいですが
(「2024年、進化した保険代理店が業界を変える」が
今回のテーマですね^^ → オープンセミナーのHPへ)
彼の答えは自動車保険でした。
今後10年間で自動車は大きく変わることが予想されます。
すでに「自動ブレーキ」は小型車でも普及しつつあります。
人間を障害物として見分けるのはまだ難しいようですが、
ブレーキ技術は日進月歩のようです。
「走行ビッグデータの活用」も影響が大きいと言います。
自動車の走行データに基づき保険料が決まる
「Pay As You Drive」はすでに一部で始まっていますね。
車両に関するデータをうまく収集・分析すれば、
省燃費や安全性の向上などにもつながりそうです。
さらに、「自動運転」も、もはや夢の技術ではありません。
すでに高速道路の自動運転くらいなら可能になっているとか。
そんな時代の自動車保険ビジネスはどうなっているのでしょうか。
「事故が起こりにくければ保険料率が下がる」
「ハイテク化が一段と進み、支払単価が上がる」
こういった変化にとどまらず、そもそも誰が保険に入るのか。
自動車オーナーなのか、あるいは自動車メーカーなのかも。
今の自動車保険は「ヒト(=人身傷害など)」「モノ(=車両保険など)」
「賠償責任(=対人、対物など)」の組み合わせです。
しかし、車が自動運転となった時代の保険とは、もしかしたら、
今の延長線上ではないのかもしれません。
※写真は台湾の保安駅です。日本国有鉄道の香りがしました。
縁起切符でも有名だとか。