第一生命がEEVを公表

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第一生命グループは14日、2009年9月末のEEV
(ヨーロピアン・エンベディッド・バリュー)を開示しました。
上半期末のEVを開示したのはT&D保険グループに続き2例目です。

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第一生命は2010年4月に株式会社化&上場を控えています。
EVは生命保険会社の株主価値を試算したものなので、
投資家にとって非常に重要な指標と位置付けられています。

2009年3月末は株価が低く、市場のボラティリティも高まっていたため、
市場が落ち着いた9月末のEVは確かに参考になると思います。

3月末に比べて修正純資産が5085円増加した(1.8兆円)のは
株価上昇による影響が大きいです。
保有契約価値が2387億円増えた(0.7兆円)のは、
主にリスクフリーレートの上昇によるとのことです
(15年以上の超長期ゾーンが上昇しました)。

ただ、新契約価値(上半期に獲得した契約の価値)は
前年度の4割にとどまっています。

新契約価値についてもリスクフリーレートの上昇が
プラスに効いているはずなのですが、
第一フロンティア生命の変額年金が4787億円も売れたので、
最低保証オプションの負担が足を引っ張ってしまったようです。
同社が下半期に販売を抑制する方向で検討するというのも
理解できる話ですね。

※写真は日本橋三越の巨大ツリーです。

※いつものように個人的なコメントということでお願いします。

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