7/11(土)に横浜でRINGの会オープンセミナーがありました。
共通テーマとして「保険大再編!! 顧客・代理店はどうなる」を掲げ、
午前、午後①、午後②とパネルディスカッションを3つ行いました。
第一部では金融危機と再編について、中央大学の野村修也先生、
元外国損害保険協会専務理事の森崎公夫さん、そして私が議論を交わしました。
多くの場合、コーディネーターに指名されたパネリストが
それぞれ自分の意見を言っておしまいとなるのですが、今回は違いました。
自己紹介を兼ねた10分間のプレゼンの後、野村先生からいきなり、
「植村さんのいう『代理店の社員化』がなぜ起こるのですか?」
という質問が入り、その後もコーディネーターそっちのけで
パネリスト同士でやり取りが交わされました。
やっているほうは何が飛んでくるかわからないので大変でしたが
(しかも大画面に表情が映し出されていたのですよね^^;)、
ご覧になったかたはそれなりに楽しんでいただけたのではと思います。
午後①は「顧客にとって何が起こるか」というパネル。
消費者代表として著名な原早苗さんの質問に、
経営コンサルタントの望月広愛さん、ライフネット生命の出口治明さん、
RINGの会会長の田村薫さんがそれぞれ答えるという構成でした。
それぞれの皆さんのプレゼンは興味深かったのですが、
原さんの「代理店が顧客・保険会社のどちらを向いているのか」
という問いかけに対し、予想されたことではありますが、
「顧客のほうを向いていなければ長続きしない」
「顧客の信頼を得られなければやっていかれない」
と、どうしても議論が平行線になってしまった感がありました。
これはこれでよかったのかもしれませんが。
午後③「代理店は何をするべきか」で、5人の代理店の経営者が登場しました。
伝統的な損保代理店の代表(?)という立場のパネリストが
他の若手パネリストたちに質問をするという趣向がよかったと思います。
パネリストが5人だと、90分はやや短かったかもしれません。
ということで、簡単にコメントしてみましたが、
保険代理店や保険会社の皆さんはどのように感じたのでしょうね。