生保の第3四半期(2017年4-12月期)決算が
出そろいました。
報道では4-12月期の減収減益を伝えるものが
多かったようですが、10-12月期に限って見れば、
トランプ相場による株高や円安の恩恵を受け、
それほど悪い四半期ではなかったようです。
EVを公表している上場会社の数値からも、
悪い決算ではなかったことがうかがえます。
ただ、外貨建資産のウエートが一段と高まり、
大手生保では一般勘定資産の20~30%に
達しています。
さて、例によって、10-12月期の保険料収入を
引き算して確認してみました。
大手は日本、第一、明治安田が減収となる一方、
住友は7-9月期を上回る保険料収入となりました。
同社の新契約年換算保険料を確認すると、
個人年金が7-9月期を上回る水準で売れています。
逆張り戦略なのでしょうか?
銀行窓販の保険料収入も総じて細っているようで、
第一フロンティアや三井住友海上プライマリー
といった窓販専門会社の減収が目立ちました。
※写真は韓国南西部の港町、木浦です。
旧東本願寺が残っていました。