8月に起きた福知山市の花火大会での爆発事故
(露店が爆発し、多数の死傷者が出ました)
の関係で取材を受け、コメントが掲載されました。
産経新聞のHPへ
念のためコメント部分だけ引用します。
「損保業界に詳しい保険アナリストの植村信保さんは
『大規模なイベントなどでは、万が一の事態に備えるため
積極的に保険を活用するべきだ』と指摘。保険会社に対しても
『リスクの見積もりが難しいかもしれないが、こうしたケースでこそ
力を発揮することが求められている』としている」
本件に関しては、直接の加害者である露天商や同業組合に
賠償金を支払う資力がなく、イベントの主催者である実行委員会が
どこまで責任を負うべきかによって補償額も変わってくるとみられ、
決着まで時間がかかるかもしれません。
また、自然災害リスクとは違い、こうした賠償責任のリスクには
確立されたモデルがないとのことで、損害保険会社が引き受けに
慎重となるのも十分理解できます。
それでも、保険が実力を最も発揮する局面は、個人や企業では
備えることのできない低頻度・高損害のリスクだと思うのですね。
ですから、このようなコメントを出させていただきました。
※普通の地方鉄道だと思っていたら、路面電車になってびっくり。
京福電鉄(嵐電)です。