前々回にお伝えした通り、「4大共済の実力分析」が
今週の週刊東洋経済(2013.8.24号)に掲載されました。
5年前の同じ企画では、財務面の課題が中心でした。
しかし、今回目立ったのはむしろ事業面での課題と、
経営方針を見直す動きだったので、今回のレポートは、
「ビジネス」の現状と方向性に力点を置きました。
また、「共済=高成長」というイメージとは裏腹に、
成長鈍化が一段と鮮明になっていることもわかりました。
これは、共済が生損保の補完ではなく、保障の選択肢
の一つとして定着したためだと思います。
共済を提供している団体の経営情報は少ないので、
ご関心があるかたはぜひご覧下さい。
今回の特集は「ネット保険&共済」でした。
「相談有料の実力派」に「安くてシンプルな保険」を
選んでもらうという企画が特集の柱となっています。
そちらはご覧いただくとして、私の目を引いたのは、
最後の「多様化する保険チャネル」のところにあった
囲み記事「SBIが生保買収で保険事業拡大」でした。
SBIによる生保買収は何回目かのチャレンジなので、
「今度はどうかな」くらいの感想ですが、よく見ると、
SBIと関係のある保険ショップがたくさんあるのですね。
4大保険ショップと言われる「ほけんの窓口グループ」
「保険クリニック」「保険見直し本舗」「みつばち保険ファーム」
のうち、保険クリニックを運営するアイリックコーポレーション、
保険見直し本舗を運営するウェブクルーとは資本提携の関係、
みつばち保険ファームとSBIモーゲージは共同出店だそうです。
元受事業と流通事業の関連性はよくわかりませんが、
保険ビジネスに注力しているのは間違いなさそうです。