ビッグモーターの保険金不正請求問題でNHK「クローズアップ現代」をはじめ、いくつかのメディアに登場しました。備忘録を兼ねてこちらにまとめておきます。
クローズアップ現代(NHK)
7月26日夜の番組「ビッグモーター不正の深層 中古車販売大手でなにが」にゲスト出演しました。前回の出演から約6年ぶりでして、相変わらず生放送は緊張します。
今回も、桑子キャスターも参加する打ち合わせを1時間しっかり行い、だからといって事前に決められた台本に沿って話すことを求められるのではなく、番組の限られた時間で何を伝えるかを全員で丁寧に検討しました。
見逃し配信(8月2日夜まで)が終わっても、こちら(放送記録)で内容をしばらくは確認できそうです。
読売新聞
27日の朝刊「違反認定 険しい道/ビッグモーター/保険販売 金融庁も聴取へ」にコメントが載りました。私のコメント部分だけ引用させていただきます。
・福岡大の植村信保教授(保険論)は「利害が交錯する代理店と損保の関係を根本から見直す問題に発展しかねない」と指摘する。
Nスタ(TBS)
電話取材があり、27日の番組中で私のコメントが使われています。今のところこちらで確認できますね。
「損保会社による厳しいチェックが重要」
「利害が交錯する代理店と損保の関係を業界全体で見直す必要がある」
東京新聞
まだ紙面を確認していませんが、28日に「出向元の責任は?悪質ビッグモーターと損保ジャパンの密接ぶりを示す「37人」と「副社長」」がネット配信され、そのなかにコメントが載りました。私のコメント部分だけ引用させていただきます。
・福岡大の植村信保教授(保険論)は「損保会社が不正を知っていたなら、水増しされた損害額と分かった上で保険金を支払ったことになり問題だ」と話す。さらに「多くの保険を販売したビッグモーターに対し、損保側が強く出られなかった可能性もある」とも述べる。
・不正の背景には、ビッグモーターという一つの社内に車を整備して保険金を受け取る部門と、自動車保険を販売する部門があると語り「切り離した方がいいのではないか」と指摘。一方で「今回と同種の不正が他の中古車販売業者などにもないかなど、確認することが必要ではないか」と強調した。
「切り離したほうがいい」というのはちょっと変なコメントですが(確認が甘くてすみません)、保険金をビジネスとして受け取る会社に本来は代理店委託しないほうがいいし、それが変えられないのであれば、保険会社の保険金支払い部門と営業部門をしっかり遮断して、営業部門の影響が支払部門に及ばないようにする必要があるという意味です。
日曜報道 THE PRIME(フジ)
日曜朝の報道番組で、橋下徹さんがレギュラーコメンテーターを務めています。オンラインでの取材があり、30日の「ビッグモーター不正・損保は被害者か」のなかで私のコメントが使われています。番組内でどのようなやり取りがあったのかは確認できていません。
「有力代理店である大手の車販売会社・整備工場に対し、損保会社の立場は弱い」
「外部の目線を入れるなどして、保険金の不適切な支払いができないような工夫が必要」
長くなりましたが、以上です。