1/31の保険毎日新聞に「保険業界は変わるのか」という、
ERMをテーマとする異色の覆面座談会が掲載されていました。
業界紙でも、このような企画は珍しいのではないでしょうか。
記事の見出しをいくつか引用すると、
「今こそERMの構築を」
「透明性が生き残りの道」
「リスクカルチャーの醸成必要」
など、私が普段口にしているような話が多々出てきますが、
あいにく(?)私はこの座談会メンバーではありません^^
(断っておかないと疑われそうなので...)
いきなり「リスク・アペタイト」という言葉が出てくるし、
読者に言いたいことがうまく伝わるかという心配はあるものの、
面白い試みだと思います。
「日本のアクチュアリーが仮にリスク管理部に配属されても、
計算技術を期待されるだけに終わってしまうことが多いと
考えられるが、それではあまりに惜しい」
「本来、リスクは組織のあらゆるところにあり、ある意味で
組織全員が当事者になり得る。その意識がないところに
カルチャーは定着しない」
「金融当局が直接、経営者にリスク管理の全体像を問い、
それに対して自社のリスク・アペタイトがどうなっているか、
経営者が手元資料を見ずに説明できるような時代が
待たれているといえる」
といった気になるコメントもありました。
業界紙なのでなかなか入手しづらいかもしれませんが、
機会がありましたらぜひご一読を。
※週末の横浜中華街は満員電車のようでした。