ライフネット生命・出口社長の最新作です。
名著「生命保険入門」を、より平易かつクリアにした感じの本でした。
本書で示されている日本の生命保険の問題点についての指摘は、
私の問題意識ともかなり共通しています。
出口さんのすごいのは、解決策を示すだけではなく、
自ら実践しているところです(最近も付加保険料を開示していますね)。
私にとって最も興味深かったのは、営業職員チャネルのコスト構造を
具体的に試算しているところでした。
「なるほど、こう説明すればいいんだ」と目からうろこでした。
あと、「タテ(歴史)とヨコ(世界各地)の両軸から迫らないと、
その事象の本質は理解できない」という記述もあって(P175)、
西洋史学科出身の私には、何だかとっても共感できました^^
おすすめの1冊です。