2年半ぶりのヨーロッパは、今回も保険ERMの調査でした。
主にグループCROや関連部門のヘッドにお会いし、
経営における活用状況やERM関連の情報開示など
いろいろと話を聞いてきました。
今後どこかでお話しする機会などあるかもしれませんが、
昨年実施した「キャピタスERMヒアリング」と比べると、
やはり進んでいるなあと感じることもしばしば。
ただ、ERMが形式的な取り組みに陥りがちというのは
欧州でも同じようで、枠組みの整備は重要だけど、
それ以上に重要なものがあるとのことでした。
確かに、2008年の金融危機を見ればわかるように、
評価が高かった会社のなかでも明暗が分かれています。
はじめから完璧なERMを構築したグループなどはなく、
いろいろと試行錯誤したうえで、今があるのですね。
※カキが美味しそうでした(食べる機会がなく残念でした)。