特別勘定の運用利回り

 

大手生保6社の団体年金特別勘定の運用利回りが
2010年度は▲2.64%と、前年度(+18.59%)から
大幅に悪化したそうです(10日の日経)。

国内株式の下落(インデックスでは▲9%)と円高が
主な要因と思われます。

過去5年分の運用利回りは、次の通りです。

 2006年度 + 5.18%
 2007年度 ▲14.81%
 2008年度 ▲22.41%
 2009年度 +18.59%
 2010年度 ▲ 2.64%

参考までに、R&I年金ユニバース・パフォーマンス
(厚生年金基金、企業年金基金等の時間加重収益率)
の推移も見てみましょう。

 2006年度 + 4.55%
 2007年度 ▲ 9.74%
 2008年度 ▲17.02%
 2009年度 +14.18%
 2010年度 ▲ 0.60%

生保特別勘定ほどではないにせよ、こちらも乱高下の激しい
運用成果です。

この記事の見出しには、

 「株価下落、生保離れ加速も」

とありますが、さすがにこれは証拠不十分でしょう。
運用の巧拙を判断するのは意外に?難しいものです。

生保各社はグループ内に投資顧問会社を持っているので、
そこと利回りを比べてみたら面白かったかもしれませんね。

※こいのぼり2題。左は松崎の花畑、右は三鷹台です。

※いつものように個人的なコメントということでお願いします。

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