
生命保険協会が6月12日に生命保険募集人の呼称として「生保ナビゲーター “ソナエルジュ”」を公表しました。自分が選ぶ側にいたらと思うとコメントが難しいですが、そう考えると「ライフプランナー」という呼称は(今は厳しいですが)よくできた呼称だと思いますね。
生命保険協会は同じ日に「生命保険会社のディスクロージャー~虎の巻」の改訂版を公表しました。生命保険会社のディスクロージャー誌(名前は「統合報告書」「XX生命の現状」など)を解説した冊子で、1998年から作成しています。今回の改訂はソルベンシー規制の改正などに対応したものです。
ちなみに、日本損害保険協会でも同様の冊子「損害保険のディスクロージャーかんたんガイド」を作成していますが、改訂版はまだのようです。
さっそく改訂版「虎の巻」を見てみると、8~12ページに新たなソルベンシー規制の詳細な紹介がありました。
ここではソルベンシー・マージン比率の説明に続き、計算方法がどう変わったのか、適格資本(支払余力)や所要資本(諸リスク)の主な構成など、専門的な内容をできるだけかみ砕いて解説してあります。規制として数値基準だけではなく「3つの柱」の考え方が採用されていることや、新規制導入の意義についても述べていて、さらには、
・ソルベンシー・マージン比率とあわせて確認することが有用な情報
・経済価値ベースのソルベンシー規制導入後の保険会社のソルベンシー・マージン比率が低くなったように見えるのはなぜ?
・会社によっては複数のソルベンシー・マージン比率を開示しているのはなぜ?
といった説明も出ています。
ちなみに、13ページの「参考」のところには、旧版では早期是正措置とともに、実質資産負債差額(=純資産額)、含み損益の3つが掲載されていましたが、改訂版では早期是正措置の説明だけとなりました。廃止となった実質資産負債差額だけではなく、含み損益も削除されたということを、関係者はよく理解していただきたいです
(資産の含み損益だけを見ても意味がないということです)。
※写真は長崎です。
