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    <title>保険アナリスト植村信保のブログ</title>
    <link>http://nuemura.com/</link>
    <description></description>
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    <category>Weblog</category>
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      <title>保険アナリスト植村信保のブログ</title>
      <link>http://nuemura.com/</link>
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    <item>
<title><![CDATA[大手損保の2011年度決算]]></title>
<link>http://nuemura.com/item_1394.html</link>
<description><![CDATA[<img src="http://nuemura.com/media/1/20120519-201205senhukujipark.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" />　<img src="http://nuemura.com/media/1/20120519-201205tonjo.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" /><br />
<br />
「損保の本業　最悪の赤字」「タイ洪水など打撃」（日経）<br />
「損保　赤字膨らむ」（朝日）　「タイ洪水で5000億円支払い」（NHK）<br />
<br />
大手損保の2011年度決算は、2011年4-12月期決算よりも<br />
株価が上昇した分だけよくなったという印象です。<br />
ただ、自然災害に伴う保険金支払額が大きかったためか、<br />
例年よりメディアの扱いも大きかったようです<br />
（もっとも、読売の記事は見当たりませんでしたが．．．）<br />
<br />
タイ洪水の話は以前書いていますね。<a href="http://nuemura.com/category_12/item_1338.html">2/18のブログへ</a><br />
自然災害に伴う発生保険金としては過去最大級だと思いますし、<br />
過去に日本の損保が経験したことのないタイプのものでした。<br />
<br />
2011年度はタイに加え、国内でも台風など自然災害が多発し、<br />
発生保険金額は、東日本大震災のあった2010年度の2倍以上<br />
（家計地震保険を除く）となりました。<br />
単体合算ベースで約6000億円といったところでしょうか。<br />
<br />
損益上は異常危険準備金の取り崩しで緩和され、主に未払保険金<br />
（≒支払備金に繰り入れた部分）だけが損益を圧迫するのですが、<br />
財務上のインパクトとしてはやはり約6000億円と見るべきでしょう。<br />
<br />
かなり大きな金額のようにも見えますが、<br />
大手損保の純資産はやや減ったとはいえ4兆円近くあります。<br />
異常危険準備金も約2兆円です。<br />
<br />
<br />
別の視点から見てみましょう。<br />
大手損保が保有する株式の時価は約5.5兆円です（単体合算）。<br />
株価が1割下落しただけで5000億円以上も目減りしてしまいます。<br />
<br />
2012/3末のTOPIXは854、5/18は725なので、▲15％です。<br />
損保の保有株がTOPIXとどの程度連動しているかにもよりますが、<br />
財務上のインパクトは2011年度の自然災害に匹敵しそうですね。<br />
<br />
逆に言えば、過去最大級の自然災害に伴う発生保険金といっても、<br />
その程度のインパクトということです。<br />
<br />
<br />
なお、グローバルな損保市場では、多額の支払いが発生すると、<br />
日本のように「損保は自然災害で大変だ」と騒ぐだけではなく、<br />
「市場がハード化（＝料率上昇）し、収益力が改善するのでは」<br />
という見方も浮上するようです。<br />
料率引き上げが日本市場よりも実現しやすいのでしょうね。<br />
<br />
<br />
※いつものように個人的なコメントということでお願いします。<br />
<br />
※写真は善福寺公園と東京女子大です<br />
<br />
]]></description>
<category>02. 保険会社の経営分析</category>
<comments>http://nuemura.com/?itemid=1394</comments>
<pubDate>Sun, 20 May 2012 00:27:27 +0900</pubDate>
</item><item>
<title><![CDATA[不良債権問題]]></title>
<link>http://nuemura.com/item_1390.html</link>
<description><![CDATA[<img src="http://nuemura.com/media/1/20120512-201205tsutsuji.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" /><br />
<br />
 「政府は11日、国内銀行の不良債権処理を加速する<br />
　総合対策を決めた。不動産への融資債権について<br />
　国内銀行に新たに約3兆円の引当金を積むよう求めるほか、<br />
　不良債権化した不動産資産をバランスシートから切り離して<br />
　管理する構想を盛り込んだ。大手銀への資本注入も正式に決定。<br />
　市場から不安視される銀行部門の健全化を進める方針だ」<br />
<br />
 「国内銀の不良債権は約18兆円とされるが、市場では<br />
　『実際はもっと多いのではないか』との疑念も強い」<br />
<br />
 「市場の見方は厳しい。総合対策発表後、株価指数は<br />
　一時前日比３％下落。（中略）市場には『計画が実現できるのか』<br />
　との懐疑的な見方から、先行きを不安視する声はなお多い。」<br />
<br />
この記事、かつての不良債権問題に苦しむ日本のようですが、<br />
実は本日（12日）の日経からの引用です。<br />
「政府」「国内銀」「株価指数」の前に「スペイン」が入ります<br />
（金額もユーロです）。<br />
<br />
日本の話だと思ってもう一度読むと、不良債権処理の強化に<br />
公的資金の活用、バッドバンク構想、大手銀行の公的管理など、<br />
1990年代後半の状況、すなわち、いくら処理を進めても、<br />
不良債権が減るどころか、むしろ膨れ上がっていた時期のことを<br />
思い出します。<br />
<br />
日本の公示地価は1987年から91年に約2倍に上昇し、<br />
その後15年くらい下げ続け、もとの水準に戻りました。<br />
地価が下がると建設・不動産業の経営悪化が進むうえ、<br />
担保としている不動産の価値も減ってしまいます。<br />
<br />
スペインでは、住宅価格の上昇は2倍どころではありません。<br />
ピーク時（2007年）からの下げも、まだ2割強なのですね。<br />
しかも、2011年3月時点の建設・不動産向け貸出は、<br />
商業銀行で37％、貯蓄銀行で53％に達するとのことです。<br />
<a href="http://www5.cao.go.jp/keizai3/shihyo/2011/0704/999.html">内閣府のHPへ</a><br />
<br />
日本では当時、海外の金融市場からの資金調達には<br />
「ジャパン・プレミアム」が発生したものの、国債利回りは下がり、<br />
銀行が国債保有を増やしても問題にはなりませんでした。<br />
<br />
しかし、スペインの10年国債利回りは６％に上がるなど、<br />
市場から不安視されています。<br />
<br />
ECBが供給する資金等で国債を買えば大きな利ザヤがとれる<br />
（実際にスペインの銀行はそのようにしているようです）とはいえ、<br />
ギリシャのPSI（民間による自発的な債務削減）を考えると、<br />
スペイン国債は銀行経営者として安心して買える対象なのか<br />
非常に悩ましいでしょうね。<br />
<br />
日本で不良債権が目に見えて減ったのは2004年度以降です。<br />
不良債権処理スキームだけではなく、借り手サイドへの対応<br />
（企業再生スキームなど）に加え、経済状況の好転がありました。<br />
<br />
スペインは今後どのような経緯をたどるのでしょうか。<br />
<br />
<br />
※いつものように個人的なコメントということでお願いします。<br />
<br />
※写真は自宅マンションのツツジです。<br />
　一昨日にひょうが降り、いまはボロボロになってしまいました。<br />
]]></description>
<category>05. 金融・経済全般</category>
<comments>http://nuemura.com/?itemid=1390</comments>
<pubDate>Sat, 12 May 2012 18:13:35 +0900</pubDate>
</item><item>
<title><![CDATA[保険金支払いの実績]]></title>
<link>http://nuemura.com/item_1387.html</link>
<description><![CDATA[<img src="http://nuemura.com/media/1/20120506-201205koimitakadai.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" />　<img src="http://nuemura.com/media/1/20120506-201205koizenpukuji.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" /><br />
<br />
保険コンサルタントの後田享さんによる日経電子版の連載<br />
「保険会社が言わないホントの保険の話」をご存じでしょうか。<br />
2011年7月から続いていて、独自の見方が勉強になります<br />
（「プロ」からの反発は強いような気がしますが．．．）<br />
<br />
5/4は「ネット保険の保険金支払いの実績は」でした。<br />
「当選本数が伏せられたまま販売されている宝くじ」<br />
という表現など、なかなか刺激的ですね。<br />
<a href="http://www.nikkei.com/money/household/hokenhonto.aspx?g=DGXNMSFK1602L_16022012000000">日経のHPへ</a><br />
<br />
分析対象がどうしてネット生保なのかはさておき、<br />
生保各社がディスクロ誌で公表している「死亡率」や「特約発生率」、<br />
さらに「第三分野発生率（発生保険金額÷経過保険料）」のデータを<br />
どうやって使ったらいいかという課題はありそうです。<br />
<br />
死亡率は年齢が高くなるにつれて高まるので、<br />
ネット生保のような顧客の平均年齢が若い会社と、<br />
成熟した会社を単純に比べても意味がないでしょう。<br />
さらに、新しい契約が多い会社ほど選択効果が働き、<br />
死亡率が低くなると思います。<br />
職域など顧客基盤によっても差があるかもしれません。<br />
<br />
それでも死亡率については、責任準備金の標準死亡率の制約があり、<br />
保有契約がそれなりにあれば、「当選」の多さ・少なさが<br />
それほど問題にはならないように思います<br />
（低解約返戻金商品やリスク細分商品は考慮していません）。<br />
<br />
しかし、第三分野には責任準備金の標準率がないこともあり、<br />
公表されている発生率をどう使ったらいいか、頭を抱えてしまいます。<br />
特に他社比較は難しいというのが率直なところです。<br />
<br />
「医療（疾病）保険」と言っても、入院と手術では発生率が違うでしょうし、<br />
有期か終身か、解約返戻金の有無なども数値に影響を与えます。<br />
もちろん、保有契約の平均年齢が違えば、発生率も違うでしょう。<br />
<br />
「より具体的な数字をもとに、保険活用の妥当性を説いてほしい」<br />
という筆者の主張を実現するには、どうしたらいいのでしょうね。<br />
<br />
<br />
※いつものように個人的なコメントということでお願いします。<br />
]]></description>
<category>03. 保険市場の動向</category>
<comments>http://nuemura.com/?itemid=1387</comments>
<pubDate>Sun, 6 May 2012 23:55:36 +0900</pubDate>
</item><item>
<title><![CDATA[働く女性のマネーと老後]]></title>
<link>http://nuemura.com/item_1385.html</link>
<description><![CDATA[<img src="http://nuemura.com/media/1/20120502-201204katsunumakura.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" />　<img src="http://nuemura.com/media/1/20120502-201204katsunumabank.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" /><br />
<br />
コクヨグループでオフィス通販のカウネットという会社が<br />
全国の働く女性（＝同社が運営するコミュニティの会員）を対象に<br />
「マネーと老後」に関するアンケートの結果を発表しています。<br />
<a href="http://www.watashimigaki.com/">わたしみがきHPへ</a><br />
<br />
有効回答数が357名という小規模な調査ではありますが、<br />
興味深い結果が出ていました。<br />
<br />
まず、「毎月、自分のためにいくらくらい貯金をしていますか？」<br />
という問いに対し、「貯金していない」という回答が26.6％もありました。<br />
<br />
「自分のための貯金は予定通りできていますか？」<br />
という問いに対しても、「全く貯金ができていない」という回答が<br />
33.9％でした。<br />
<br />
「本当は毎月、自分のためにいくらくらい貯金をしたいと思いますか」<br />
では、「貯金したいと思わない」という回答はわずか2.8％なので、<br />
「貯金していない」という人の大半は、「貯金したいけどできない」<br />
ということなのでしょう。<br />
<br />
他のアンケート調査でも、<br />
「30代女性（未婚）の5人に1人は貯蓄ゼロ」（オルビス）<br />
「10万円未満が18.3％」（とらばーゆ総研）<br />
といった結果が出ています。<br />
<br />
<br />
他方、生命保険の加入動向についてのアンケートもあり、<br />
「生命保険に加入していない」という回答は12.3％でした。<br />
「貯金していない」という回答よりもずっと少ないのですね。<br />
<br />
加入している生命保険の種類は、医療保険とがん保険で7割、<br />
終身保険が4割、個人年金が24％などとなっていました。<br />
合計が100％を超えるのは、複数の保険に入っている人が<br />
多いためでしょう。<br />
<br />
ニッセイ基礎研究所の調査でも、独身女性の生命保険加入率は<br />
20代が46.1％、30代が71.6％、40代が84.6％となっており、<br />
医療保険・入院保険の加入率が最も高くなっていました<br />
（2011年2月レポート「独身女性の生命保険加入実態」より）。<br />
<br />
カウネットのアンケートの結果を踏まえると、<br />
貯金をしたくても全くできていないのに、生命保険には加入している<br />
という働く女性が結構いるということになります。<br />
大きなお世話ですが、どうしてそのようなことになっているのでしょうね。<br />
働いているのであれば、健康保険にも加入していると思うのですが．．．<br />
<br />
<br />
※いつものように個人的なコメントということでお願いします。<br />
<br />
※写真は甲州街道・勝沼宿です。<br />
　]]></description>
<category>03. 保険市場の動向</category>
<comments>http://nuemura.com/?itemid=1385</comments>
<pubDate>Thu, 3 May 2012 01:05:58 +0900</pubDate>
</item><item>
<title><![CDATA[金融システムレポート]]></title>
<link>http://nuemura.com/item_1383.html</link>
<description><![CDATA[<img src="http://nuemura.com/media/1/20120428-201204sakuraekiview.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" />　<img src="http://nuemura.com/media/1/20120428-201204katsunumahome.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" /><br />
<br />
日本銀行が金融緩和策の強化に踏み切りました（27日）。<br />
長期国債の買入れ額を10兆円程度増やすとともに、<br />
買入れ対象の残存期間を3年まで延長しています。<br />
<br />
日銀は2011年末時点ですでに日本国債の1割を保有しており、<br />
今後さらに市場での存在感が高まるのかもしれません。<br />
<br />
ところで、1週間以上経ってしまいましたが、その日本銀行が<br />
「金融システムレポート」を公表しています（19日）。<br />
このレポートは年2回作成されていて、<br />
日本の金融の現状を知るうえで大変役に立ちます。<br />
<a href="http://www.boj.or.jp/research/brp/fsr/fsr120419a.htm/">日銀金融システムレポートのHPへ</a><br />
<br />
レポートを読んで、地域銀行が直面する経営環境の厳しさを<br />
改めて感じました。<br />
<br />
信用コスト率や不良債権比率が低い水準にとどまっているため、<br />
地域銀行の経営は一見安定しているように見えます。<br />
<br />
しかし、金融緩和の継続などから運用利ザヤが縮んでいるうえ、<br />
主力取引先である中小企業の資金需要が低下しています。<br />
大都市圏と比べ、地方圏の中小企業売上高は大きく落ち込み、<br />
貸出残高も大都市圏と地方圏では動きが全く異なります。<br />
<br />
地域銀行が残高を増やしてきた住宅ローンも明るくありません。<br />
利ザヤが低下しているうえ、需要の頭打ちも近そうです。<br />
<br />
つまり、地域銀行のビジネスの源泉となる市場が縮んでしまい、<br />
それが徐々に顕在化する段階に入っているのですね。<br />
<br />
<br />
他方、地域銀行の収益を補っているのが証券投資です。<br />
レポートによると、金利リスク量（銀行勘定の100bpv）は<br />
年々拡大しており、対TierⅠ比率は3割を超えています。<br />
<br />
10年前は地域銀行の抱えるリスクの半分が信用リスクで、<br />
残りが金利リスクと株式リスクで半々というイメージでした。<br />
近年は全体の6、7割が市場リスク（金利と株式）となっています。<br />
<br />
多くの地域銀行のALMがコア預金を踏まえた先進的なものに<br />
進化しているとは考えにくいので、このリスクのとり方を<br />
どう考えればいいのでしょうか。<br />
<br />
<br />
地域銀行の経営を取り巻く現状が厳しいとはいえ、<br />
金融危機のような目に見える厳しさに直面しているのではないため、<br />
経営はなかなか思い切った手を打ちにくいのかもしれません。<br />
<br />
いわば真綿で首を絞められつつある、あるいは「ゆでガエル」状態<br />
（実際にやってみると、カエルは外に飛び出すそうです^^）<br />
なのでしょうか。<br />
<br />
このような顕在化しつつある「ビジネスリスク」に対応するには、<br />
金融リスクの管理以上に経営陣の強いリーダーシップが<br />
求められるのですが．．．<br />
<br />
<br />
※いつものように個人的なコメントということでお願いします。<br />
<br />
※写真は前回に続き勝沼です。桜が満開でした。<br />
]]></description>
<category>05. 金融・経済全般</category>
<comments>http://nuemura.com/?itemid=1383</comments>
<pubDate>Sat, 28 Apr 2012 17:05:24 +0900</pubDate>
</item><item>
<title><![CDATA[勝沼とワイン]]></title>
<link>http://nuemura.com/item_1378.html</link>
<description><![CDATA[<img src="http://nuemura.com/media/1/20120421-201204winetaru.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" />　<img src="http://nuemura.com/media/1/20120421-201204daikoku.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" /><br />
<br />
勝沼（山梨県甲州市）に行ってきました。<br />
東京から電車で甲府に向かうと、山を抜けて、<br />
雄大な景色が広がるところがあります。そこが勝沼です。<br />
<br />
勝沼と言えばワイン。<br />
全国一のワイン産地で、街のあちこちにワイナリーがあります。<br />
<br />
日本でワインが作られるようになったのは明治になってからです。<br />
山梨県は殖産興業の一環として明治3年にワイン醸造を始め、<br />
勝沼でも明治10年に「大日本山梨葡萄酒会社」が設立されました。<br />
<br />
さらに同じ明治10年には、2人の青年（高野正誠、土屋龍憲）を<br />
フランスに派遣し、ワイン醸造技術を学ばせています。<br />
この2人が帰国して勝沼のワイン作りが広がっていくのですが、<br />
当時の勝沼の人たちの熱い心が伝わってくるようです。<br />
<br />
<br />
勝沼が製糸業でも製茶業でもなく、ワインの醸造に情熱を傾けたのは、<br />
もともと当地でブドウを作っていたためだと思います。<br />
<br />
日本にブドウが入ってきたのは明治以降と思いこんでいましたが、<br />
勝沼ではなんと平安時代末期にブドウ栽培が始まったとのことです<br />
（奈良時代に僧行基が持ち込んだという説もあります）。<br />
江戸時代にはブドウは甲州名物として有名だったそうです。<br />
<br />
ただ、殖産興業としての評価は微妙なところでしょうか。<br />
食生活の違いからワインは国内ではそれほど売れず、<br />
生糸や茶のように海外に輸出することもできませんでした。<br />
<br />
山梨のブドウは今でも生食用として栽培されるものが大半です。<br />
生食用のうち出荷できなかったものをワインにするという時代が<br />
長く続いてきたようです。<br />
農家にワイン用のブドウを作ってもらうのは難しかったのでしょうか。<br />
そうかといって、醸造業者が自らブドウを生産したくても、<br />
農地規制により生産することができませんでした。<br />
<br />
左の写真は勝沼で見かける典型的なブドウ畑です。<br />
右は白ワインで有名なヴュルツブルグ（ドイツ）のブドウ畑です。<br />
勝沼の棚栽培よりも、右のような垣根栽培のほうが<br />
ワイン用のブドウ栽培には適しているようなのですが．．．<br />
<img src="http://nuemura.com/media/1/20120421-201204budou.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" />　<img src="http://nuemura.com/media/1/20120421-grape.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" /><br />
<br />
しかし、時代が変わり、品質向上に力を入れるワイナリーも増え、<br />
国産ワインが内外で注目されるようになってきました。<br />
殖産興業はまさにこれからかもしれませんね。<br />
]]></description>
<category>16. その他</category>
<comments>http://nuemura.com/?itemid=1378</comments>
<pubDate>Sat, 21 Apr 2012 22:21:53 +0900</pubDate>
</item><item>
<title><![CDATA[追加金融緩和への期待]]></title>
<link>http://nuemura.com/item_1376.html</link>
<description><![CDATA[<img src="http://nuemura.com/media/1/20120414-201204sakuraryokudo.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" />　<img src="http://nuemura.com/media/1/20120414-201204sakuraeki.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" /><br />
<br />
「円高・株安の流れが再び強まり、日銀が資産買い入れ基金の増額<br />
　といった追加金融緩和に近く踏み切るとの見方が強まってきた」<br />
　（4/10の日経）<br />
<br />
「デフレ脱却に向けて、日銀はもはや緩和継続を辞めるわけにはいかない<br />
　とのムードが金融市場で強まっている。日銀が追加緩和を見送った<br />
　10日には、円高・株安で反応した」（4/11のロイター）<br />
<br />
「米プライマリーディーラー（政府証券公認ディーラー）調査では、<br />
　前週末発表の３月の米雇用統計で雇用者数の伸びが予想を大幅に<br />
　下回ったことを受け、連邦準備理事会（FRB）が量的緩和第３弾（QE3）<br />
　の実施に踏み切るとの予想が大勢となっていることが、明らかになった」<br />
　（4/9のロイター）<br />
<br />
金融市場を見ていると、市場の緩和期待が強まっているというよりは、<br />
中央銀行が追加策を出しても、すぐに次の政策を期待される、<br />
という状況に陥っているようです。<br />
日銀とFRB、ECBで追加策の競争を迫られているようにも見えます。<br />
<br />
確かに、2009年からのQE1でFRBが住宅ローン担保証券などを<br />
大量に購入していなければ、米国の住宅価格は下げ止まらなかった<br />
かもしれません。<br />
欧州でも債務危機の深刻化を受け、ECBが昨年末と今年2月に<br />
3年もの資金供給オペを実施した結果、市場の不安が後退しました<br />
（足元ではまた不安の兆しが見えつつあるようですが．．．）。<br />
<br />
しかし、素人目に見ても、こうした政策を長く続けて大丈夫なのか、<br />
中央銀行がバランスシートをどんどん拡大し、その行き着く先には<br />
何があるのかと心配になります。<br />
<br />
<br />
※いつものように個人的なコメントということでお願いします。]]></description>
<category>05. 金融・経済全般</category>
<comments>http://nuemura.com/?itemid=1376</comments>
<pubDate>Sat, 14 Apr 2012 17:11:18 +0900</pubDate>
</item><item>
<title><![CDATA[保険会社の売上高]]></title>
<link>http://nuemura.com/item_1373.html</link>
<description><![CDATA[<img src="http://nuemura.com/media/1/20120407-201204jissen.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" /><br />
<br />
4月5日の共同通信から。<br />
「大手損害保険5社が5日発表した2012年3月期の営業成績速報<br />
　によると、売上高に当たる収入保険料が全社で増収となった。」<br />
<br />
2月14日の朝日新聞から。<br />
「銀行での窓口販売が伸びた明治安田生命は4～12月期で、<br />
　売上高にあたる保険料等収入で日本生命を抜いて首位に立った。」<br />
<br />
メディアでは保険会社の収入保険料／保険料等収入を<br />
事業会社の売上高にあたる、としているようですね。<br />
<br />
売上高とは一般に、商品やサービスを提供した対価として<br />
顧客から受け取った代金のことです。<br />
保険会社の場合、保障（補償）を提供する対価として<br />
保険料を受け取っているのだから、これでいいのかもしれません。<br />
<br />
<br />
ただ、例えばトヨタ自動車の売上高をみると、自動車だけではなく、<br />
金融事業の収益も入っています。<br />
<br />
保険会社にとって資産運用は保険事業と並ぶ本業なのだから、<br />
売上高は保険料だけではない、という考え方もできそうです。<br />
確かに保険会社の損益計算書には「売上高」がなく、<br />
代わりに「経常収益」となっています。銀行も同様です。<br />
<br />
ところが同じ「経常収益」でも、銀行の経常収益の内訳は、<br />
貸出金利息や有価証券利息配当金などの「資産運用収益」と<br />
「役務取引等収益」「その他業務収益」「その他経常収益」で、<br />
保険会社の「収入保険料／保険料等収入」にあたる項目がありません。<br />
<br />
保険会社が保険料を受け入れて、資産運用を行っているように、<br />
銀行は預金を受け入れて、資産運用を行っているにもかかわらず、<br />
銀行の「預金収入」は損益計算書を通らないのですね。<br />
<br />
保険と預金では本質的に違いがあるのでしょうか。<br />
将来キャッシュフローを提供するという点では両者は同じです。<br />
定期預金であれば、一定期間後にキャッシュを支払いますし、<br />
終身保険であれば、死亡をトリガーにキャッシュを支払います。<br />
<br />
実際、米国の会計基準では、年金保険の収入保険料は<br />
損益計算書に計上されません。<br />
<br />
<br />
いろいろと考えてきましたが、どうやら「売上高」というものは<br />
非常にあいまいであることがわかってきました。<br />
<br />
それでも売上高が注目されるのは、世間のニーズとして<br />
「取引規模の大小をざくっと知りたい」というものがあり、<br />
そのニーズにある程度かなっているからなのでしょう。<br />
銀行だったら「預金残高」でも「貸出金残高」でもいいですし、<br />
保険会社なら「年換算保険料」でも「総資産」でもよさそうです。<br />
<br />
いずれにしても、経営陣が最重要と考える指標ではないことを、<br />
よく理解してもらいたいですね。<br />
]]></description>
<category>02. 保険会社の経営分析</category>
<comments>http://nuemura.com/?itemid=1373</comments>
<pubDate>Sat, 7 Apr 2012 23:02:27 +0900</pubDate>
</item><item>
<title><![CDATA[日米の変額年金]]></title>
<link>http://nuemura.com/item_1370.html</link>
<description><![CDATA[<img src="http://nuemura.com/media/1/20120331-201203akarenga.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" /><br />
<br />
東京海上日動フィナンシャル生命は28日、全保険商品の<br />
新規取り扱いを7月から一時休止すると発表しました。<br />
同社は変額年金保険を主力としてきた会社で、<br />
変額年金の資産残高は1.9兆円に上ります（2011/12末）。<br />
<br />
2008年の金融危機以降、変額年金の販売額は<br />
大きく落ち込んでいます。<br />
最大手だったハートフォード生命（同2.2兆円）は<br />
2009年6月から保険商品の新規取り扱いを休止。<br />
新規参入のアリアンツ生命が、営業開始からわずか3年半で<br />
新契約休止を発表するといったこともありました。<br />
<br />
これに対し、金融危機の震源地だった米国の動向は<br />
日本とかなり異なるようです。<br />
<br />
LIMRAによると、変額年金の販売額は2007年の1840億ドルから<br />
2008年、2009年と大きく落ち込んだものの、その後は盛り返し、<br />
2011年には1590億ドルと、2006年の水準に回復しました。<br />
<a href="http://www.limra.com/newscenter/newsarchive/archivedetails.aspx?prid=224">LIMRAのHPへ</a><br />
<br />
主要プレーヤーの四半期ごとの売り上げを見ても、<br />
MetLifeの市場シェア拡大やHartford Lifeの縮小、<br />
あるいはAIGの回復など、それなりに動きはあるのですが、<br />
日本のような極端な変動は見られません。<br />
<br />
日米でどうしてこのような違いが出ているのでしょうか。<br />
2年前にも同じテーマで書いているのですが（<a href="http://nuemura.com/item_810.html">米国の変額年金販売</a>）、<br />
やはり販売チャネルの違いは大きいのでしょうね。<br />
日本ではあまりに売り手主導になっているのだと思います。<br />
<br />
銀行による一時払い商品の販売が、金融危機以降も<br />
落ち込んでいないことはご存じのとおりです。<br />
銀行が保険会社に求める商品は、投資商品というよりは、<br />
預金代替商品なのでしょう。<br />
<br />
日本の銀行が保険会社と長期的な関係を築こうという<br />
意識が弱いのかどうかはわかりません。<br />
ただ、事実として、多くの銀行が複数の保険会社の代理店となり、<br />
結果的に売れ筋の商品が短期間で変わってきました。<br />
米国ではどうなのでしょうね。<br />
<br />
あと、保険会社が変額年金の最低保証を提供するに際し、<br />
市場環境の違いも無視できません。<br />
日本は10年国債利回りが１％前後で推移しているのに対し、<br />
米国はだいぶ下がったとはいえ、10年債の利回りはまだ２％強です。<br />
加えて株価動向の違いもあります。<br />
<br />
もっとも、米国でもここまで金利水準が低くなると、<br />
最低保証の提供はそう簡単ではないように思うのですが、<br />
いかがでしょうか。<br />
<br />
<br />
※いつものように個人的なコメントということでお願いします。<br />
<br />
※写真は横浜赤レンガ倉庫です。<br />
　商業施設としてリニューアルしてから10周年とのこと。<br />
]]></description>
<category>03. 保険市場の動向</category>
<comments>http://nuemura.com/?itemid=1370</comments>
<pubDate>Sat, 31 Mar 2012 17:52:04 +0900</pubDate>
</item><item>
<title><![CDATA[生命再保険の分析]]></title>
<link>http://nuemura.com/item_1366.html</link>
<description><![CDATA[<img src="http://nuemura.com/media/1/20120324-201203belgium1.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" />　<img src="http://nuemura.com/media/1/20120324-201203belgium2.jpg" width="240" height="180" alt="" title="" /><br />
<br />
生命保険論集178号に、柳瀬典由さん（東京経済大学）による<br />
「生命保険会社の商品・販売戦略と生命再保険によるリスク管理<br />
　－2001年度から2010年度までのパネルデータ分析－」<br />
が掲載されています。<br />
日本の生命再保険市場を扱った貴重な論文です。<br />
<a href="http://www.jili.or.jp/research/ronsyu/index.html">生命保険文化センターのHPへ</a><br />
<br />
柳瀬さんは論文で元受生命保険会社の再保険料（＝出再）が<br />
1990年代前半に比べて大きく増加したことを示したうえで、<br />
実証分析の結果、次の3点が明らかになったと述べています。<br />
<br />
①保険種目が集中している、年金商品の取り扱いシェアが<br />
　大きい生保会社ほど、出再に対して積極的<br />
②新契約高を急激に拡大した会社ほど、再保険購入に積極的<br />
③ソルベンシーマージン比率が高い会社ほど再保険購入に<br />
　消極的である可能性<br />
<br />
「2010年度の再保険料（合計額）は9820億円」とあるので、<br />
そんなに大きいのかと思って調べてみたところ、<br />
上位5社（マニュライフ、ハートフォード、プルデンシャル、<br />
プルデンシャル・ジブラルタ・ファイナンシャル、メットライフアリコ）が<br />
全体の7割、上位10社で9割を占めることがわかりました<br />
（第一フロンティア、アイエヌジー、東京海上日動フィナンシャルなど）。<br />
<br />
この顔ぶれからすると、変額年金の最低保証リスク対応が<br />
かなりのウエートを占めていることが伺えます。<br />
「出再に対して積極的」というよりは、「出再が前提」でしょうか。<br />
グループ内への出再も多いですしね。<br />
<br />
もうひとつ大きそうなのは、サープラス・リリーフ再保険です。<br />
新契約の初期コストの未回収リスクの軽減を目的とするもので、<br />
いくつかの会社で活用している模様です。<br />
仮に日本がUS-GAAPのような新契約費を繰り延べる会計だったら<br />
おそらく使われることはないのでしょう。<br />
<br />
とはいえ、①と②はそれなりに実感と合うのですが、③はどうでしょうか。<br />
資本不足の会社ほどリスクを回避しなければならないと思いますが、<br />
活用状況からはあまり実感がわきません。<br />
<br />
<br />
なお、受再サイドからも生命再保険について探してみました。<br />
日本損害保険協会のデータを見ると、加盟会社の<br />
正味収入保険料（生命再保険）は242億円でした（2010年度）。<br />
これはトーア再保険によるもので、国内だけかどうかはわかりません。<br />
<br />
加盟会社ではありませんが、スイス再保険日本支店の<br />
正味収入保険料（その他）は106億円で、ここに生命再保険が<br />
含まれるのではないかと思います。<br />
<br />
いずれにしても、特定の用途を除いてみると、<br />
日本の生命再保険市場はまだまだ未発達と言えそうです。<br />
<br />
<br />
※いつものように個人的なコメントということでお願いします。<br />
<br />
※写真はベルギービールです。<br />
]]></description>
<category>03. 保険市場の動向</category>
<comments>http://nuemura.com/?itemid=1366</comments>
<pubDate>Sat, 24 Mar 2012 22:57:32 +0900</pubDate>
</item>
  </channel>
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